アコムの借金は債務整理で減額できる?対応状況・手続きの流れ・注意点
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「アコムでお金を借りすぎて返済できない」「アコムの借金をどうにかしたいが、どうしたらいいか分からない」このようなアコムの借金問題でお困りの方は、債務整理という国が認めた手続きで減額したり、元金を0にすることが可能です。
特に任意整理では、将来利息のカットや返済期間の延長などの恩恵を受けることができ、2025年現在もアコムは任意整理に比較的柔軟に対応しています。
ただし、アコムとの取引期間や借入状況によって得られる条件は大きく変わります。また、知らないと損をしてしまうデメリットや、日常生活に支障をきたしてしまうリスクも存在するので手続きをおこなう際には注意が必要です。
このページでは、アコムの借金問題を解決するための具体的な方法や、最新の任意整理の条件、専門家に依頼するメリットなどをわかりやすく解説します。
※2007年6月17日以前にアコムやACマスターカードのキャッシングを利用している場合は、過払い金が発生している可能性があります。詳細は別ページ「アコムの過払い金請求」をご覧ください。
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アコムの借金は任意整理で減額できる
アコムからの借入金の返済にお困りであれば、債務整理という法的手段で借金問題を解決することが可能です。
債務整理には、裁判所を介さず債権者と直接交渉する「任意整理」、裁判所を通じて借金を大幅に減額する「個人再生」、財産を処分して借金をゼロにする「自己破産」という3つの主要な方法があります。
加えて、2007年以前からアコムを利用されている場合には、払い過ぎていた利息を返還請求できる「過払い金請求」も債務整理の一環として検討できます。
これらの手続きにはそれぞれ異なる特徴があるため、現在の収入状況や借入総額に応じて最適な方法を選択することで、借金の負担を大幅に軽減することが期待できます。
アコムからの借入には任意整理が最適

アコムの借金問題を解決する際には、個人再生や自己破産に比べて手続きの負担が少ない任意整理をおすすめします。
2025年現在、アコムは任意整理に対して基本的には応じる姿勢を示しており、将来利息のカットや返済期間の延長といった交渉が成立するケースが多く見られます。
任意整理では裁判所を通さずに債権者であるアコムと直接交渉を行うため、手続きが比較的シンプルで、かかる費用も抑えることができます。
また、個人再生や自己破産とは異なり官報への掲載がないため、家族や勤務先に知られてしまうリスクが低いという点も大きな利点です。
アコムを任意整理するとどのような変化があるか
アコムからの借金を任意整理することで、返済の負担が大幅に軽減されます。具体的には次のような効果が期待できます。
利息および遅延損害金のカットが可能
任意整理によってアコムと和解が成立すると、和解日以降に発生する将来利息を完全にカットすることが可能です。
これにより返済するのは元金のみとなり、返済負担が大きく減少します。アコムの場合、基本的に将来利息は全額免除される傾向がありますが、利用期間が1年に満たない短期間の場合には例外的に将来利息の支払いを求められることもあります。
また、交渉の進め方によっては、和解日までに発生した既発生利息や、返済が遅れたことで生じた遅延損害金についても減額や免除が認められる場合があります。
これらの交渉は弁護士や司法書士といった専門家に依頼することで、より有利な条件を引き出せる可能性が高まります。
返済期間を延長して月々の負担を軽減
任意整理を実施すると、アコムへの返済期間を延長することができます。2025年現在、アコムでは原則として36回から60回程度の分割払いに応じるケースが一般的です。
返済期間が延びることによって月々の返済額が減少し、家計への負担が軽減されます。
例えば、60万円の借入がある場合、通常の返済では月々の返済額が大きな負担となりますが、任意整理によって60回払い(5年)に延長できれば、月々の返済額は1万円程度まで抑えることが可能です。
この返済計画であれば、無理なく返済を継続できる方も多いでしょう。
過払い金請求の可能性について
2007年6月17日以前からアコムを利用している方には、過払い金が発生している可能性があります。
過払い金とは、利息制限法で定められた上限金利(15から20%)を超える金利で支払ってきた利息のことです。2007年に貸金業法が改正される以前は、多くの金融機関が法定金利を超えるグレーゾーン金利で貸付を実施していました。
アコムも例外ではなく、2007年6月17日以前に借入れをされていた方は過払い金が発生している可能性が高いです。
過払い金請求を行うと、現在の借金を減額できるだけでなく、場合によっては借金がゼロになったり、返還金を受け取れることもあります。
ただし、過払い金請求には時効があり、最後の取引(完済日や最終返済日)から10年が経過すると請求できなくなります。心当たりのある方は早めに専門家へ相談することをおすすめします。
アコムの任意整理の対応状況

アコムは他の消費者金融やクレジットカード会社と比較して、任意整理の交渉に原則として応じる姿勢を示しています。
債務者の状況に応じて柔軟な対応をしてくれることが多く、和解条件も比較的良好なケースが少なくありません。
ただし、近年は債務整理を利用する方が増加していることから、アコムを含む多くの金融機関では和解条件が以前よりも厳しくなる傾向にあります。良好な条件で和解するためには、できるだけ早期に手続きを開始することが重要です。
また、安定した収入がない場合や、月々の返済が明らかに困難と判断される状況では、アコムから任意整理の交渉を断られることもあります。
このような場合には、個人再生や自己破産といった他の債務整理方法を検討する必要があるでしょう。
取引期間が短い場合 | 借入から1年未満など取引期間が短いケースでは、将来利息の免除が難しくなる可能性があります |
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返済実績がない場合 | 借入後に一度も返済していない場合は、交渉が非常に困難になります |
返済能力が不十分な場合 | 3年から5年で完済できる見込みがない場合は、和解が成立しにくくなります |
任意整理の交渉は個人でも行うことは可能ですが、専門的な知識や交渉スキルが必要となります。より良い条件で和解するためには、債務整理の実績が豊富な弁護士や司法書士に依頼することをおすすめします。
専門家に依頼することで、適切な手続きを選択し、最大限のメリットを得ることができます。
アコムについて
アコムからの借金問題を解決するためには、まずアコムという企業やそのサービスについての基本的な知識を持っておくことが重要です。
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の消費者金融で、個人向けのカードローンやクレジットカード事業を中心に展開している大手金融機関です。
アコムのサービス内容と特徴
アコムは1978年に設立され、消費者金融業界のリーディングカンパニーとして長年にわたって事業を展開してきました。
社名の由来は「愛情(Affection)」「信頼(Confidence)」「節度(Moderation)」の頭文字から命名されており、顧客との信頼関係を重視する企業理念を掲げています。
アコムの主なサービスには以下のようなものがあります。
カードローン | 無担保で現金を借入できる主力商品で、限度額は1万円から800万円まで設定可能です。金利は年3.0%から18.0%の範囲で設定されます |
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ACマスターカード | ショッピング機能とキャッシング機能を併せ持つクレジットカードです。年会費無料で、利用金額の0.25%が自動キャッシュバックされる特典があります |
信用保証事業 | 三菱UFJ銀行やauじぶん銀行などのカードローンに対する保証業務を提供しています |
アコムの最大の特徴は、最短20分での審査完了と即日融資に対応している点です。インターネットや自動契約機(むじんくん)など多様な申込チャネルを用意しており、24時間365日いつでも借入申込が可能です。
また、初めての契約者には契約日の翌日から30日間の無利息期間が提供されるサービスもあり、短期間での返済を予定している場合には利息負担を軽減できます。
三菱UFJフィナンシャル・グループとの関係
アコムは2008年12月に三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社となり、MUFGグループにおける消費者金融事業とカードローン信用保証事業の中核企業として位置づけられています。
三菱UFJ銀行との業務提携により、同行のカードローン「バンクイック」の保証業務を一手に担っているほか、auじぶん銀行のカードローンの保証会社としても機能しています。
MUFGグループの一員となったことで、強力なブランド力と安定した資金調達力を背景に、市場での競争優位性を確立しています。
利用者数と市場でのシェア
2025年3月末時点で、アコムのカードローン利用者数は約189万7千件に達しており、国内の大手消費者金融の中でもトップクラスの規模を誇ります。
これまでの累計取引件数は1,100万人を超えており、この膨大なデータを活用した高度な与信・審査ノウハウを確立しています。機械学習を活用したデータ分析により、迅速かつ適切な審査を実現しています。
個人向けカードローン市場全体におけるアコムのシェア率は約20%を占めており、業界内での存在感は非常に大きいものとなっています。
また、新規申込者の成約率は40%前後で推移しており、およそ5人に2人が審査に通過している計算になります。
アコムで借金問題が発生するケース
アコムのカードローンは便利な決済手段ですが、以下のようなケースで借金問題に発展することがあります。
- 高金利による利息の膨張:アコムの上限金利は年18.0%と高めに設定されており、長期間の借入では利息が大きく膨らみます
- 計画性のない借入:限度額の範囲内で繰り返し借入ができるため、返済計画を立てずに借入を重ねてしまうケースがあります
- 複数社からの借入:アコム以外にも複数の金融機関から借入れをしていると、総返済額が収入を上回り返済が困難になることがあります
- 収入状況の変化:病気や失業などで収入が減少すると、それまで問題なく返済できていた借金が返済困難になることがあります
- 返済の遅延:返済が遅れると年20.0%の遅延損害金が発生し、借金がさらに増加してしまいます
こうした借金問題を抱えたままにすると、延滞や督促につながり、最終的には法的措置を取られるリスクもあります。
問題が深刻化する前に、債務整理などの適切な対応を検討することが重要です。
アコムの金利設定の仕組み
アコムの金利は年3.0%から18.0%の範囲で設定されますが、初回契約時には多くの場合、上限金利である年18.0%が適用されます。
これは利息制限法で定められた上限金利(元金10万円以上100万円未満の場合は年18.0%)とほぼ同じ水準です。
契約極度額が大きくなるほど金利は低くなる傾向にありますが、初回契約者は返済実績がないため、基本的に高めの金利が適用されることを理解しておく必要があります。
例えば、50万円を年18.0%の金利で借入れた場合、1年間で約9万円もの利息が発生する計算になります。この高額な利息負担が、借金問題の原因となるケースが少なくありません。
借金の返済が困難になってきたと感じた場合には、早期に専門家へ相談し、任意整理などの債務整理を検討することをおすすめします。
アコムで借金が増える仕組み
アコムを利用していて「気がついたら借金が膨らんでいた」という経験をされた方は少なくありません。特に最低返済額のみで返済を続けている場合や、繰り返し借入を行っている場合に借金が増えやすい傾向があります。
アコムのカードローンには独特の返済方式と利息計算の仕組みがあり、それを理解していないと思わぬ形で借金が膨らんでしまうことがあります。ここでは、アコムで借金が増える仕組みについて詳しく解説します。
アコムの返済方式と最低返済額の仕組み
アコムでは「定率リボルビング方式」という返済方式を採用しています。
これは、最後に借入れをしたときの残高に対して、契約極度額に応じた一定の割合を掛けて最低返済額を算出する方式です。月々の返済額が一定であるため家計管理がしやすい反面、完済までに時間がかかり、その間ずっと利息が発生し続けるため、結果的に支払総額が増えてしまうというデメリットがあります。
一定の割合は契約極度額によって以下のように設定されています。
契約極度額 | 一定の割合 |
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30万円以下 | 借入残高の4.2%以上 |
30万円超100万円以下 | 借入残高の3.0%以上 |
100万円超 | 借入残高の3.0%以上、2.5%以上、2.0%以上、1.5%以上(契約極度額により異なる) |
例えば、契約極度額が30万円で10万円を借りた場合、最低返済額は「10万円×4.2%=4,200円」となり、1,000円未満を切り上げるため、毎月5,000円が最低返済額となります。
高金利による利息負担の大きさ
アコムの金利は年3.0%から18.0%の範囲で設定されますが、初回契約者の多くには上限金利である年18.0%が適用されます。
この金利は住宅ローンやカーローンと比較すると非常に高い水準であり、長期間の借入では利息が大きく膨らみます。
利息の計算式は以下の通りです。
借入残高×借入利率(実質年率)÷365日×利用日数=利息
この計算式からわかるように、利息は日割りで毎日発生し続けるため、返済期間が長くなればなるほど支払う利息の総額は増加していきます。
最低返済額のみで返済した場合のシミュレーション
具体的な数字で見てみると、アコムで借金が増える仕組みがより明確になります。以下は、異なる借入額で最低返済額のみを返済した場合のシミュレーションです。
10万円を年18.0%で借入した場合
毎月の返済額 | 最低返済額5,000円 |
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返済回数 | 24回(2年) |
利息総額 | 約19,772円 |
支払総額 | 約119,772円 |
10万円を借りただけで、最終的には約2万円もの利息を支払うことになります。
30万円を年18.0%で借入した場合
毎月の返済額 | 最低返済額13,000円 |
---|---|
返済回数 | 29回(2年5ヶ月) |
利息総額 | 約70,993円 |
支払総額 | 約370,993円 |
30万円の借入に対して、約7万1,000円もの利息が発生し、支払総額は37万円を超えてしまいます。
50万円を年18.0%で借入した場合
毎月の返済額 | 最低返済額15,000円 |
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返済回数 | 47回(約4年) |
利息総額 | 約194,050円 |
支払総額 | 約694,050円 |
50万円を最低返済額のみで返済すると、利息だけで約19万4,000円も支払うことになり、支払総額は約69万4,000円に達します。これは元金の約1.4倍にもなる金額です。
返済額を増やすことによる効果
一方で、毎月の返済額を増やすことで、大幅に利息負担を軽減できます。30万円を借りた場合の比較をご覧ください。
毎月の返済額 | 返済回数と利息総額 |
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13,000円 (最低返済額) |
29回返済、利息総額約70,993円、支払総額約370,993円 |
20,000円 | 18回返済、利息総額約42,404円、支払総額約342,404円 |
40,000円 | 8回返済、利息総額約18,563円、支払総額約318,563円 |
このように、毎月の返済額を増やすことで返済期間が短縮され、利息負担を大幅に減らすことができます。最低返済額の13,000円と40,000円では、利息に約52,000円もの差が生じます。
繰り返し借入による借金の増加
アコムのカードローンは、契約極度額の範囲内であれば何度でも借入ができる仕組みになっています。
この利便性が逆に借金を増やす原因となることがあります。返済を続けながらも新たに借入を行うと、借入残高が減らず、利息だけを払い続ける状態に陥る可能性があります。
また、新たに借入を行うたびに最低返済額が再計算されるため、月々の返済負担が徐々に増加していくことにも注意が必要です。
遅延損害金の発生
返済が遅れた場合、通常の利息とは別に年20.0%の遅延損害金が発生します。
遅延損害金は通常の金利よりも高く設定されているため、返済が遅れれば遅れるほど借金が雪だるま式に増えていきます。
返済期日の翌日から完済するまで遅延損害金が発生し続けるため、一度延滞してしまうと借金の増加スピードが加速してしまいます。
借金が増える主な原因と対策
アコムで借金が膨らむ主な原因は以下の通りです。
- 最低返済額のみの返済:最低返済額だけを支払い続けると、元金の減少が遅くなり、結果的に支払総額が膨らみます。可能な範囲で多めに返済することで、総支払額を減らすことができます
- 高金利の長期利用:年18.0%という高い金利で長期間借入を続けると、利息負担が非常に大きくなります。早期完済を心がけましょう
- 繰り返しの借入:返済しながら新たに借入を繰り返すと、借入残高が減らず、いつまでも利息を支払い続けることになります。借入は計画的に行いましょう
- 複数社からの借入:アコム以外にも複数の金融機関から借入れを行うと、それぞれの返済額が重なり負担が大きくなります。利用する金融機関は最小限にしましょう
- 返済の延滞:返済が遅れると年20.0%の遅延損害金が発生し、借金がさらに増加します。返済期日は必ず守りましょう
すでに借金が膨らんでしまっている場合は、債務整理を検討することが賢明な選択かもしれません。
特に任意整理を行うことで、将来利息をカットし、元金のみの返済に移行できれば、大幅な負担軽減が期待できます。
自力での返済が難しいと感じたら、早めに専門家へ相談することをおすすめします。問題を先延ばしにすればするほど、借金は増え続け、解決が困難になっていきます。
アコムの任意整理は専門家に依頼
アコムからの借金で悩んでいる方は、周囲に相談しづらいと感じることが多いでしょう。
そのような場合、債務整理に詳しい弁護士や司法書士などの専門家に相談することが問題解決への第一歩となります。専門家に依頼することで、より良い条件での債務整理が実現できる可能性が高まります。
専門家に任意整理を依頼するメリット
任意整理は法的な手続きなので、専門家に依頼せずに自分で行うこともできます。しかし、司法書士や弁護士などの専門家に依頼することには、多くのメリットがあります。
特に「お金がないから専門家に依頼できない」と諦めてしまう方も多いですが、多くの法律事務所では初回相談を無料で受け付けていますし、依頼費用も分割払いに対応しているケースがほとんどです。
アコムからの督促がストップする
専門家にアコムの任意整理を依頼すると、依頼した日から専門家がアコムとのやり取りの窓口となります。
具体的には、専門家が「受任通知」という書類をアコムに送付し、依頼者の代理人となったことを伝えます。
アコムに受任通知が届くと、貸金業法第21条の規定により、その日から督促の電話やハガキなどの催促行為が止まります。これにより、精神的な負担が大きく軽減されるだけでなく、家族や職場に借金問題が知られるリスクも減らすことができます。
また、受任通知送付後は返済も一時的にストップするため、その間に任意整理の費用を準備することも可能です。
有利な条件で交渉できる
借金問題に詳しく、消費者金融との交渉実績が豊富な専門家であれば、アコムとの交渉をスムーズに進め、より有利な条件で任意整理を行うことができます。
専門家はアコムの対応傾向や、現在の交渉条件を熟知しているため、将来利息のカットや返済回数の延長など、より良い条件で和解できる可能性が高まります。
個人で交渉を行うと、アコムから厳しい条件を提示されたり、交渉自体に応じてもらえない可能性もあります。アコムは消費者金融の中でも交渉が難しい債権者の一つと言われており、専門家の力を借りることで交渉の成功率が格段に上がります。
例えば、「返済期間を通常の3年から5年に延長する」「特別な事情がある場合は月々の返済額を減額する」といった交渉も可能になります。こうした交渉は専門知識と経験がないと難しいため、専門家の力が大きく役立ちます。
過払い金も同時に取り戻せる
任意整理の手続きを進める中で、実は過払い金が発生していたというケースも少なくありません。
専門家に依頼すれば、任意整理と同時に過払い金の有無も調査してもらえます。過払い金が見つかれば、現在の借金を減額できるだけでなく、場合によっては返還金を受け取ることも可能です。
個人で手続きを行うと見落としやすい過払い金の可能性も、専門家であれば迅速に判断できるため、より効果的な債務整理が実現できます。
特に2007年6月17日以前からアコムを利用していた方は、過払い金が発生している可能性が高いので、専門家に相談することをおすすめします。
手続きの負担が軽減される
専門家に依頼すれば、取引履歴の取り寄せ、利息の引き直し計算、アコムとの交渉など、すべての手続きを代行してもらえます。
任意整理に必要な書類も少なく、専門家への依頼後は基本的に報告を待つだけで済むため、仕事や家事に専念することができます。
また、官報に掲載されることもないため、家族や会社に知られずに手続きを進められる可能性が高いです。
弁護士と司法書士の違い
任意整理を依頼できる専門家には、弁護士と司法書士(認定司法書士)がいます。両者には以下のような違いがあります。
取扱金額 | 弁護士:制限なし / 司法書士:1社あたり140万円以下の債権のみ対応可能 |
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費用相場 | 弁護士:やや高め(着手金2~5万円程度) / 司法書士:比較的安価(着手金なし~3万円程度) |
裁判対応 | 弁護士:すべての裁判所で代理可能 / 司法書士:簡易裁判所のみ(140万円以下の事件) |
他の債務整理への移行 | 弁護士:そのまま対応可能 / 司法書士:書類作成のみ(代理人にはなれない) |
アコムからの借入が1社で140万円以下であれば、費用を抑えられる司法書士への依頼も選択肢となります。
ただし、140万円を超える場合や、任意整理が難しく個人再生や自己破産に移行する可能性がある場合は、弁護士に依頼する方が手続きがスムーズです。
専門家選びのポイント
アコムの任意整理を成功させるためには、信頼できる専門家を選ぶことが重要です。専門家選びの際に確認したいポイントは以下の通りです。
債務整理の実績 |
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費用体系 |
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相談のしやすさ |
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アフターフォロー |
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特に重要なのは、任意整理の実績と経験が豊富な専門家を選ぶことです。アコムとの交渉経験が豊富な事務所であれば、最新の対応傾向を把握しており、より良い条件での和解が期待できます。
また、初回相談は無料で行っている事務所がほとんどなので、複数の事務所に相談して比較検討することも一つの方法です。相談時の対応や説明の分かりやすさも、専門家選びの重要な判断材料になります。
三菱UFJ銀行を利用している場合の注意点
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの一員であり、三菱UFJ銀行やauじぶん銀行のカードローンの保証会社を担っています。
そのため、三菱UFJ銀行やauじぶん銀行のカードローンを利用している場合、アコムが代位弁済を行い、債権者がアコムに移行する可能性があります。
また、三菱UFJ銀行の口座を給与振込口座として利用している場合、任意整理を行うと口座が凍結される可能性があるため、事前に給与振込口座を変更しておく必要があります。
このような複雑なケースでは、専門家に相談して最適な対応方法を検討することが特に重要です。
当サイトでは、アコムを含む債務整理の実績が豊富で、親身な対応が評判の法律事務所を紹介しています。まずは無料相談を利用して、ご自身の状況に合った解決策を見つけることをおすすめします。
アコムの借金を任意整理するメリット・デメリット
アコムからの借金問題を抱えている方にとって、任意整理は大きな解決策となります。
ここでは任意整理の具体的なメリットとデメリットを詳しく解説していますので、借金問題を解決するための判断材料にしてください。

アコムの任意整理のメリット
任意整理には多くのメリットがあります。アコムからの借金に悩んでいる方にとって、これらのメリットは生活を立て直す大きな助けとなるでしょう。
家族や会社に内緒にしやすい
任意整理は債務整理の中で最も周囲に知られにくい手続きです。個人再生や自己破産などの手続きを行うと、官報(国が発行する公的な機関誌)に氏名や住所が掲載されるため、家族や会社に知られてしまうリスクがあります。
しかし、任意整理は裁判所を通さない手続きのため、官報に掲載されることはありません。そのため、家族や職場の同僚、上司などに借金問題が知られることなく、問題を解決できる可能性が高いのです。
特に社会的な立場上借金問題を公にしたくない方や、周囲との関係を維持したい方にとって、この「内密性」は非常に大きなメリットといえます。
裁判所を通さない
任意整理は債権者(アコム)と債務者(あなた)または代理人(弁護士・司法書士)が直接交渉して和解する手続きです。そのため、裁判所を通す必要がなく、手続きが比較的シンプルになります。
個人再生や自己破産のように裁判所に申立てをする必要がないため、提出する書類も少なく、手続きの期間も3ヶ月から6ヶ月程度と短くて済みます。また、裁判所に出向く必要もないので、時間的な負担も軽減されます。
さらに、裁判所を通さないことで手続き費用も抑えられるため、経済的に苦しい状況にある方にとっては大きなメリットとなります。
督促や取り立てが止まる
専門家にアコムの任意整理を依頼すると、専門家がアコムに対して受任通知を送付します。
アコムが受任通知を受け取ると、貸金業法第21条の規定により、その日からアコムからの督促の電話やハガキなどの催促行為が止まります。
督促が止まることで毎月の返済に追われていた生活から解放され、精神的に楽になります。これにより、落ち着いて任意整理の手続きを進めることができ、生活再建のいい機会となります。
和解交渉がスムーズに進みやすい
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの一員であり、経営基盤が安定しているため、債務整理、特に任意整理に対して基本的には応じる姿勢を示しています。
専門家を通じて交渉すれば、将来利息のカットや返済期間の延長など、有利な条件で和解できる可能性が高いです。
2025年現在、アコムでは3年(36回)から5年(60回)の分割払いに応じるケースが一般的であり、状況によってはさらに柔軟な対応が期待できることもあります。月々の返済負担を大幅に軽減できる可能性があります。
和解交渉が比較的スムーズに進むため、早期に新しい生活をスタートさせることができます。
財産を手放す必要がない
自己破産では、価値のある財産(不動産や高額な車など)を手放さなければならないケースがありますが、任意整理ではそのような財産を手放す必要はありません。自宅や車などの財産を保持したまま借金問題を解決できるのです。
生活に必要な財産をすべて維持しながら債務整理ができるため、生活の質を大きく下げることなく借金問題に対処することができます。
ローンの支払い中の住宅や車についても、そのローンの返済を継続する意思があれば、通常は任意整理の対象から除外することも可能です。
職業制限がない
自己破産の場合、免責が確定するまでの間、一部の職業(弁護士、司法書士、行政書士、宅地建物取引士など)に就けないという制限がありますが、任意整理にはそのような職業制限はありません。
そのため、現在の仕事を続けながら借金問題を解決することができ、収入の面でも安定を保ちやすくなります。これは返済計画を確実に履行するためにも重要なポイントです。
アコムの任意整理のデメリット
任意整理には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットを理解した上で任意整理を検討することが重要です。
一定期間は事故情報(ブラックリスト)として残る
任意整理を行うと、約5年間は信用情報機関に事故情報(いわゆるブラックリスト)として記録が残ります。
具体的には、CIC(シー・アイ・シー)やJICC(日本信用情報機構)などの信用情報機関に記録されます。
ブラックリストに登録されている間は、新たなクレジットカードの作成や住宅ローン、自動車ローンなどの審査に通りにくくなります。また、新規の借入れも困難になるため、この期間は現金での生活が基本となります。
ただし、この信用情報は永久に残るわけではなく、完済後約5年から7年が経過すると自動的に削除されます。その後は通常通りクレジットカードやローンを利用できるようになりますので、一時的な制限と考えることができます。
また、ブラックリストに登録されることで、約5年間は強制的に借金に頼らない生活を送ることになります。これを「借金癖を改める良い機会」と前向きに捉えることもできます。
事故情報回復後もアコムは使えない可能性が高い
信用情報機関の事故情報が消えた後でも、アコム(および三菱UFJフィナンシャル・グループの金融サービス)の利用には制限が残る可能性があります。
これは、アコム自体が独自に債務者情報を保管しているためです。いわゆる「社内ブラック」という状態です。
任意整理によって一度信頼関係が損なわれると、その後関係を修復するのは容易ではありません。そのため、信用情報機関の記録が消えても、アコムでの新規の借入れ申込みは審査の段階で否決される可能性が高いです。
また、三菱UFJ銀行やauじぶん銀行など、アコムが保証会社を務める金融機関でのローン契約も困難になる可能性があります。
全ての借金がゼロになるわけではない
任意整理は借金の元金自体をゼロにする手続きではなく、将来利息をカットして分割払いを認めてもらう手続きです。そのため、借金の元金については最終的に全額返済する必要があります。
例えば、アコムで100万円の借金がある場合、任意整理後も100万円(または交渉によって一部減額された金額)を返済していくことになります。
また、アコムの場合、和解日までに発生した利息や遅延損害金のカットは難しいケースが多く、これらを含めた金額を返済する必要がある場合もあります。
借金を完全にゼロにしたい場合は、自己破産などの別の債務整理手続きを検討する必要があります。ただし、前述したように2007年6月17日以前から利用している場合は過払い金が発生している可能性があり、その分を元金から差し引くことができるため、結果的に返済総額を大きく減らすことは可能です。
専門家に依頼する場合は費用がかかる
専門家(弁護士・司法書士)に任意整理を依頼する場合、当然ながら相応の費用が発生します。一般的に、費用は以下のような内訳になることが多いです。
着手金 |
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報酬金 |
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その他の費用 |
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ただし、多くの法律事務所では分割払いに対応しているため、まとまった費用を一度に支払う必要はありません。また、任意整理によって減額される将来利息や過払い金を考えると、依頼費用を支払っても十分にメリットがある場合が多いです。
さらに、受任通知送付後は返済が一時的にストップするため、その間に専門家への依頼費用を準備することも可能です。
三菱UFJ銀行口座利用者への注意点
アコムは三菱UFJ銀行やauじぶん銀行のカードローンの保証会社を務めています。
そのため、これらの銀行のカードローンを利用している場合、アコムが代位弁済を行い、債務がアコムに移行する可能性があります。
また、三菱UFJ銀行の口座を給与振込口座として利用している場合、任意整理を行うと一時的に口座が凍結される可能性があるため、事前に給与振込口座を変更しておく必要があります。
このような複雑なケースでは、専門家に相談して事前に対策を立てることが特に重要です。
任意整理のメリット・デメリットを十分に理解した上で、自分の状況に最適な解決策を選択することが重要です。判断に迷う場合は、専門家の無料相談を利用して、具体的なアドバイスを受けることをおすすめします。
アコムの任意整理の流れ
アコムからの借金問題を任意整理で解決するためには、いくつかの段階を経る必要があります。ここでは、任意整理の具体的な流れと各段階での注意点を解説します。

①任意整理の相談・依頼
最初のステップは、弁護士や司法書士などの専門家に相談することです。専門家は現在の借入状況や収入を詳しく聞き取り、任意整理が適切な解決策かどうかを判断します。
相談では、アコムからの借入金額、金利、返済状況、他社からの借入の有無などを確認し、過払い金が発生している可能性や、他の債務整理手続き(個人再生や自己破産)が適しているかどうかもアドバイスしてくれます。
相談の結果、任意整理が最適と判断された場合は、正式に手続きを依頼します。ほとんどの法律事務所では初回相談は無料で受け付けているので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
必要な書類
任意整理を依頼する際に必要な基本的な書類は以下の通りです。
本人確認書類 | 運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証など、現住所が記載されているもの |
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アコムの関連書類 |
|
収入証明書類 |
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印鑑 | 認印で可(実印は不要) |
状況によって必要になる追加書類
状況や依頼する事務所によっては、以下のような追加書類が必要になることがあります。
- 他社の借入れがある場合:他社のカードやローン明細書
- 預金通帳のコピー
- 住民票(本人と家族の情報が記載されたもの)
- 家計収支表(月々の収入と支出がわかるもの)
- 車を所有している場合:車検証
- 不動産を所有している場合:登記簿謄本
- 生命保険に加入している場合:保険証券
依頼する前に、必要書類を事前に確認しておくと手続きがスムーズに進みます。わからない点があれば、専門家に相談しながら準備を進めましょう。
②アコムへ受任通知を送付・取引履歴の開示請求
依頼を受けた弁護士または司法書士は、まずアコムに「受任通知」という書類を送付します。これは、債務者の代理人として手続きを行うことをアコムに通知するものです。
受任通知がアコムに届くと、その日から督促の電話やハガキなどの催促行為が止まります。これにより、精神的な負担が大きく軽減されるでしょう。
また、受任通知が届いた後は、返済を一時的にストップすることができます。この間に、専門家への報酬を分割で準備することも可能です。
同時に、専門家は取引履歴の開示請求も行います。これは、過去のアコムとの取引内容を確認するために必要な手続きです。
取引履歴を分析することで、法律で定められた上限金利を超える利息を支払っていないか(過払い金の有無)や、正確な債務額を確認します。
アコムの場合、取引履歴の開示には通常1ヶ月程度の時間がかかります。この間、債務者が特に行うべきことはありません。
③取引履歴をもとに引き直し計算し、過払い金があれば返還請求
アコムから取引履歴が開示されると、専門家は「引き直し計算」と呼ばれる作業を行います。
これは、法律で定められた上限金利(15から20%)に基づいて借入と返済の履歴を再計算する作業です。
引き直し計算の結果、以下の3つのパターンが考えられます。
- 過払い金が発生している:支払った利息が法定上限を超えており、返還請求が可能
- 残債務があるが、実際の金額は減少:法定上限での再計算により債務額が減少
- 残債務が変わらない:すべての取引が法定金利内だった場合
過払い金が発生していることが判明した場合は、任意整理と並行して過払い金返還請求を行います。
ただし、アコムで過払い金が発生している可能性があるのは、2007年6月17日以前から借入れをしていた場合に限られます。
過払い金の金額によっては、残りの債務と相殺されて債務が大幅に減少したり、場合によってはゼロになることもあります。
④アコムとの和解案を作成し交渉
引き直し計算の結果をもとに、専門家はアコムとの和解案を作成し、交渉を開始します。和解案には主に以下の内容が含まれます。
債務の元金額 | 正確な借入残高を確定させます |
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将来利息のカット | 和解日以降に発生する利息を免除してもらうよう交渉します |
返済方法 | 毎月の返済額と返済期間(原則として36回から60回程度)を決定します |
特別な配慮 | 病気や失業など、特別な事情がある場合はその旨を伝えます |
交渉はすべて専門家がアコムと直接行うため、債務者が交渉に参加する必要はありません。交渉期間は案件によって異なりますが、一般的には約3から6ヶ月程度かかります。
アコムの場合、基本的に将来利息は全額カットに応じてくれますが、取引期間が1年未満など短い場合は、将来利息の一部(3から5%程度)が残る場合もあります。
また、遅延損害金についてはカットが難しいケースが多いため、滞納がある場合は早めに専門家に相談することが重要です。
この段階で重要なのは、専門家と密に連絡を取り、交渉状況を把握しておくことです。また、専門家からの質問や書類の追加依頼には迅速に対応することで、手続きをスムーズに進めることができます。
⑤和解契約を締結して返済が始まる
アコムとの交渉が成立すると、和解契約書が作成され、債務者(またはその代理人)とアコムの間で和解契約が締結されます。
和解契約書には、債務の元金額、返済方法、返済期間などの条件が明記されています。
和解契約が締結されると、その条件に基づいて返済が始まります。返済方法は主に以下の2種類です。
口座振替 | 指定した銀行口座から自動的に引き落とし。手続きが簡単で忘れる心配がないが、口座残高不足に注意が必要 |
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振込 | 指定された口座に自分で振り込む。振込手数料が発生する場合があり、振込忘れに注意が必要 |
返済が始まったら、指定された期日までに確実に支払いを続けることが重要です。
返済が滞ると和解契約が破棄され、残債務の一括返済を求められる可能性があります。万が一、返済が困難になりそうな場合は、すぐに担当の専門家に相談しましょう。
任意整理の手続き全体にかかる期間は、相談から和解成立まで通常3から6ヶ月程度です。その後、和解条件に基づいて3年から5年かけて返済を完了させることになります。
アコムの任意整理を成功させるポイント
アコムの任意整理を成功させるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
- できるだけ早期に専門家へ相談する:滞納が続くと交渉が難しくなるため、返済が困難になったらすぐに相談しましょう
- 実績豊富な専門家を選ぶ:アコムとの任意整理実績が豊富な弁護士や司法書士に依頼することで、有利な条件で和解できる可能性が高まります
- 正確な情報を提供する:借入状況や収入について正確な情報を専門家に伝えることで、適切な返済計画を立てることができます
- 和解後は確実に返済する:和解契約を守ることで、確実に借金問題を解決することができます
アコムの任意整理は、正しい手順を踏めば借金問題を解決できる有効な手段です。一人で悩まず、まずは専門家に相談することから始めましょう。
アコムの債務整理でよくある質問
アコムの「ACマスターカード」を使っています。任意整理するとカードやショッピング枠はどうなりますか?
アコムの「ACマスターカード」を使っています。任意整理するとカードやショッピング枠はどうなりますか?
任意整理の対象は債権者(=アコム)単位で交渉するのが原則です。アコム発行のACマスターカードは「ショッピング(立替金)」と「キャッシング(貸付)」を同一債権者が管理しているため、基本的に両方まとめて交渉対象になります。
- カードは和解成立と同時に利用停止・解約が一般的です。
- 公共料金・サブスク等の引落変更が必要になります(滞納防止のため早めの切替を推奨)。
- ポイント等の特典は失効するのが通常です。
「キャッシングだけ外す」などの選別は事案により可否が分かれます。同一債権者の契約を分ける交渉は通りにくいため、事前に専門家へ方針確認をおすすめします。
三菱UFJ銀行/auじぶん銀行のカードローン(アコム保証)も任意整理できますか?窓口はどこになりますか?
三菱UFJ銀行/auじぶん銀行のカードローン(アコム保証)も任意整理できますか?窓口はどこになりますか?
これらはアコムが保証会社です。延滞等で代位弁済が発生している場合、債権はアコム(保証会社)に移り、アコム基準で任意整理するのが一般的です。代位弁済前でも、実務上はアコムを交渉窓口として進むケースが多く見られます。
- 和解条件(将来利息カット、分割回数の目安等)はアコムの和解基準に準拠しやすい。
- 信用情報の事故登録はCIC/JICC/KSCに反映されます。
- 同グループのクレジット・ローン審査に影響が及ぶ点に注意。
取引期間が短い(1年未満)・延滞中でもアコムの任意整理は可能ですか?条件は厳しくなりますか?
取引期間が短い(1年未満)・延滞中でもアコムの任意整理は可能ですか?条件は厳しくなりますか?
任意整理自体は可能ですが、取引期間が短いほど条件は厳しめです。アコムでは利用年数が目安になり、1年未満だと将来利息0%が通りにくい/分割回数が短めになる傾向があります(例:年5%前後の利息付与・24回程度など)。
- 延滞中でも受任通知の到達で督促は原則ストップします。
- 滞納利息・遅延損害金のカットは近年厳格化しており、交渉次第です。
- 安定収入が示せるかが分割回数の伸長に直結します。
アコムだけを任意整理の対象にできますか?(他社はそのまま返済を続けたい)
アコムだけを任意整理の対象にできますか?(他社はそのまま返済を続けたい)
選択的な任意整理(アコムのみ対象)は実務上よく行われます。他社への影響を抑えたい場合に有効ですが、以下の点に注意してください。
- アコム保証の銀行カードローンは実質同一グループ扱いになり、併せて交渉対象となる場合があります。
- 同一債権者内の複数契約(ACマスターカードのショッピング+キャッシング等)は一括交渉が原則です。
- 後から他社も任意整理に切り替えると家計再建計画が崩れることがあるため、全体設計(家計簿・返済余力)の作成を推奨します。
和解後の返済方法はどう変わりますか?アコムアプリやATM・口座振替は使えますか?
和解後の返済方法はどう変わりますか?アコムアプリやATM・口座振替は使えますか?
任意整理の和解後は、毎月1回・指定口座への振込返済が基本です。アプリ返済やATM返済、従来の口座振替は利用不可または非推奨となるのが一般的で、和解条項に従った方式へ一本化されます。
- 返済日は和解書に明記され、遅延すると「期限の利益」喪失条項が発動しやすいので要注意。
- ボーナス併用や一部前倒し返済は事前合意が必要です(都度、担当者へ相談)。
- 返済資金は別口座で取り置きし、振込予約を活用すると遅延防止になります。
すでに訴訟・支払督促に入っている場合でも、和解が整えば手続停止・取下げになることがあります。差押えの前段階なら間に合う可能性があるため、早めの相談をおすすめします。
まとめ
アコムの借金問題は、債務整理で解決できます。特にアコムは任意整理に比較的柔軟に対応しているので、返済が困難な状況であれば検討する価値があります。
ただし、任意整理にはデメリットもあるため、自分の状況に照らし合わせて判断することが重要です。
借金問題は解決できない問題ではありません。正しい知識と適切な手続きによって、多くの方が借金の負担から解放されています。
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