債務整理で取り立ては止まる?受任通知の効果と止まらない請求を解説
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債務整理を司法書士や弁護士に依頼すると、貸金業者からの取り立てや督促が止まる可能性があります。これは、専門家が債権者へ受任通知を送ることで、貸金業者から本人への直接連絡が原則として止まるためです。
受任通知が届くと、貸金業者などは、正当な理由なく本人へ電話・郵送・訪問などで返済を求めることができなくなります。カード会社や債権回収会社からの督促も、受任通知によって止まる可能性があります。
ただし、すべての請求が止まるわけではありません。税金、家賃、養育費、個人間の借金、闇金、すでに進んでいる裁判や差押えなどは、債務整理とは別に対応が必要になる場合があります。
この記事では、債務整理で取り立てが止まる仕組み、受任通知の効果、取り立てが止まるまでの流れ、止まる請求・止まらない請求、家族や職場への連絡、滞納中にやってはいけないことまでわかりやすく解説します。
■もくじ
債務整理で取り立ては止まる?
債務整理を司法書士や弁護士に正式に依頼し、貸金業者へ受任通知が届くと、原則として本人への直接の取り立てや督促は止まります。
| 疑問 | 結論 |
|---|---|
| 取り立ては止まる? | 貸金業者へ受任通知が届くと、原則として本人への直接の督促・取り立ては止まります。 |
| いつ止まる? | 受任通知が債権者に届いた後に止まるのが一般的です。依頼後すぐに送付されれば、数日以内に変化が出ることがあります。 |
| すべて止まる? | 貸金業者からの連絡は止まりやすい一方、税金・家賃・養育費・闇金などは別対応が必要です。 |
| 相談だけで止まる? | 相談しただけでは止まりません。正式に依頼し、受任通知が債権者へ届く必要があります。 |
取り立てや督促に悩んでいる場合は、まず「受任通知で止まるもの」と「別対応が必要なもの」を分けて考えることが大切です。
相談しただけでは取り立てが止まるわけではありません。正式に依頼し、司法書士や弁護士が債権者へ受任通知を送ることで、本人への直接連絡が止まるのが一般的です。
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取り立てを止める受任通知とは?
受任通知とは、司法書士や弁護士が債務整理の依頼を受けたことを、債権者に知らせる通知です。介入通知と呼ばれることもあります。
受任通知が送られると、債権者との連絡窓口は本人ではなく、依頼を受けた司法書士や弁護士になります。これにより、貸金業者から本人への直接の電話、郵送、訪問などの督促が止まる可能性があります。
受任通知で本人への直接連絡が止まる理由
貸金業者は、司法書士や弁護士から債務整理を受任した旨の通知を受け取った後、正当な理由なく本人へ直接返済を求めることが禁止されています。
そのため、受任通知には督促電話や郵送物による精神的負担を軽くできる効果があります。返済に追われて冷静に判断できない状態からいったん離れ、借金の状況を整理しやすくなります。
受任通知後は取引履歴の開示や手続き方針の検討が進む
受任通知を送った後は、債権者から取引履歴を取り寄せ、借金残高や過払い金の有無を確認します。そのうえで、任意整理、個人再生、自己破産など、どの債務整理が適しているかを検討します。
つまり、受任通知は単に取り立てを止めるためだけの通知ではありません。債務整理を進めるための最初の重要な手続きです。
受任通知後は返済を一時停止することがある
債務整理を依頼すると、手続き方針が決まるまで債権者への返済を一時的に止めることがあります。返済を止めている間に、借金残高の調査や今後の返済計画の検討を行います。
ただし、自己判断で返済を止めるのは危険です。依頼前に返済を止めると、督促や遅延損害金、一括請求、裁判のリスクが高まる可能性があります。返済を止めるかどうかは、必ず専門家に確認しましょう。
取り立てが止まるまでの流れ
取り立ては、債務整理を相談した瞬間に止まるわけではありません。正式に依頼し、受任通知が債権者に届くことで、本人への直接連絡が止まる流れになります。
- 司法書士や弁護士に相談する
- 借入先、残高、滞納状況を確認する
- 正式に債務整理を依頼する
- 司法書士や弁護士が債権者へ受任通知を送る
- 債権者が受任通知を受け取る
- 本人への直接の督促・取り立てが止まる
- 取引履歴を確認し、債務整理の方針を決める
早ければ依頼後数日で督促が止まることがある
受任通知の送付方法や債権者の確認状況にもよりますが、早ければ依頼後数日で督促電話や郵送物が止まることがあります。
ただし、債権者が受任通知を確認するまでには時間差があります。依頼直後に入れ違いで電話や郵送物が届くこともあるため、その場合は依頼した事務所へ連絡しましょう。
相談だけでは督促は止まらない
無料相談や減額診断を利用しただけでは、債権者へ受任通知は送られません。取り立てを止めたい場合は、正式な依頼が必要です。
「相談したのに督促が止まらない」という場合は、正式に依頼が完了しているか、受任通知が発送されているかを確認しましょう。
督促が止まった後も手続きは続く
督促が止まっても、借金問題が解決したわけではありません。受任通知後は、取引履歴の確認、借金額の確定、返済計画の作成、債権者との交渉、裁判所手続きなどが続きます。
督促が止まった安心感から連絡を放置すると、手続きが進まなくなることがあります。事務所からの連絡には必ず対応しましょう。
止まりやすい取り立て・止まらない請求
債務整理を依頼すると、貸金業者やカード会社からの督促は止まりやすくなります。一方で、税金や家賃など、債務整理とは別に対応が必要な支払いもあります。
| 止まりやすいもの | 別対応が必要なもの |
|---|---|
| 消費者金融からの督促電話 | 税金・国民健康保険料 |
| カード会社からの督促 | 家賃・管理費 |
| 信販会社からの請求 | 養育費 |
| 貸金業者からの郵送物・SMS | 闇金・個人間の借金 |
| 債権回収会社からの連絡 | すでに進んでいる裁判・差押え |
貸金業者からの電話・郵送物・SMSは止まりやすい
消費者金融、カード会社、信販会社、債権回収会社などからの督促は、受任通知によって止まる可能性があります。本人に直接返済を求める連絡が止まるため、精神的な負担を軽くできます。
ただし、受任通知が届く前に発送された郵送物や、入れ違いの電話が来ることはあります。その場合は、依頼した事務所へ連絡し、債権者へ再度確認してもらいましょう。
税金・国民健康保険料・養育費は止まらない
税金、国民健康保険料、養育費などは、債務整理で支払い義務をなくしたり、貸金業者と同じように取り立てを止めたりできるものではありません。
これらの支払いを滞納している場合は、自治体や相手方と分納相談をするなど、別途対応が必要です。税金の滞納を放置すると、給与や預金の差押えに進む可能性があります。
家賃や公共料金は別途支払いが必要
家賃、管理費、電気代、ガス代、水道代などの生活に必要な支払いは、債務整理とは別に対応する必要があります。
特に家賃を滞納している場合は、退去請求や保証会社からの請求につながる可能性があります。住まいを維持するためにも、借金とは分けて優先順位を確認しましょう。
闇金や個人間の借金は別対応が必要
闇金は貸金業登録をせず違法な貸付けを行っている業者です。受任通知だけで安全に止まるとは限らず、警察や闇金対応に詳しい専門家への相談が必要になることがあります。
また、友人・知人・親族からの個人間の借金は、貸金業者と同じように受任通知で直接の請求が止まるとは限りません。人間関係にも影響しやすいため、対応方法を慎重に検討しましょう。
取り立てが止まらないケース
債務整理を依頼しても、状況によっては取り立てや請求が止まらないことがあります。慌てず、なぜ連絡が来ているのかを確認することが大切です。
受任通知がまだ届いていない
依頼直後は、まだ債権者が受任通知を確認していない場合があります。この場合、入れ違いで督促電話や郵送物が届くことがあります。
受任通知を送った後も督促が続く場合は、依頼した司法書士や弁護士に連絡し、債権者へ確認してもらいましょう。
対象にしていない債権者から連絡が来ている
任意整理では、整理する借入先を選べる場合があります。そのため、債務整理の対象にしていない債権者からは、引き続き連絡が来ることがあります。
ただし、対象にしない借入先を残すと、返済負担が残ります。家計全体で返済できるかどうかを確認しましょう。
保証人へ請求がいっている
保証人付きの借金を債務整理すると、保証人へ請求がいく可能性があります。本人への督促が止まっても、保証人への請求まで止まるわけではありません。
保証人がいる借金を整理する場合は、事前に保証人への影響を確認し、必要に応じて説明することが大切です。
裁判や差押えが進んでいる
すでに裁判所から訴状や支払督促が届いている場合、受任通知だけで裁判手続きが止まるわけではありません。答弁書の提出や督促異議申立てなど、期限内の対応が必要です。
また、給与や預金の差押えが始まっている場合、任意整理だけで差押えを止めることは難しい場合があります。個人再生や自己破産など、別の手続きを検討する必要があります。
家族や職場への取り立てはある?
取り立てで不安になりやすいのが、家族や職場へ連絡されるのではないかという点です。貸金業者が正当な理由なく第三者へ借金の事実を伝えるような取り立てを行うことは問題があります。
家族に借金の事実を伝えられるとは限らない
貸金業者が、正当な理由なく家族へ借金の事実を伝えるような取り立てをすることは問題があります。受任通知後は、本人への直接連絡も原則として止まります。
ただし、家族が保証人になっている場合は、保証人として請求を受ける可能性があります。また、自宅に届いた郵送物を家族が見ることで知られる可能性もあります。
職場へ借金の事実を伝えるような取り立ては問題がある
貸金業者が、正当な理由なく勤務先へ借金の事実を伝えるような取り立てを行うことは問題があります。
ただし、本人と連絡が取れない場合に在籍確認のような形で勤務先へ連絡が入る可能性はあります。勤務先に借入れがある場合や、給与差押えが進んだ場合は、職場に知られるリスクがあります。
家族や職場に知られたくない場合は相談時に伝える
家族や職場に知られたくない場合は、相談時に必ず伝えましょう。連絡方法、郵送物の宛名、電話の時間帯などを配慮してもらえる場合があります。
ただし、保証人がいる場合や裁判・差押えが進んでいる場合は、完全に知られずに進めることが難しいケースもあります。
取り立てを止めたいときにやってはいけないこと
取り立てや督促が続くと、焦ってその場しのぎの対応をしてしまいがちです。しかし、対応を誤ると状況が悪化することがあります。
督促電話や郵送物を無視し続ける
督促電話に出るのが怖い、郵送物を見るのが不安だからといって、督促を無視し続けるのは危険です。連絡が取れない状態が続くと、郵送物、一括請求、裁判、差押えへ進む可能性があります。
返済できない場合でも、放置するのではなく、早めに債務整理を含めた解決方法を相談しましょう。
借金を借金で返す
他社から借りて返済する自転車操業は危険です。一時的に督促は止まっても、借金総額が増え、返済がさらに苦しくなる可能性があります。
返済のために新たな借入れを繰り返している場合は、任意整理や個人再生などで返済計画を見直す必要があります。
闇金に手を出す
正規の金融機関から借りられないからといって、闇金に手を出すのは絶対に避けましょう。違法な高金利や悪質な取り立てにより、生活がさらに追い込まれる可能性があります。
闇金から借りてしまった場合は、通常の債務整理とは別に、警察や闇金対応に詳しい専門家へ相談しましょう。
裁判所からの書類を放置する
裁判所から訴状や支払督促が届いている場合は、絶対に放置してはいけません。期限内に対応しないと、相手の主張どおりに手続きが進み、給与や預金の差押えにつながる可能性があります。
裁判所から書類が届いた場合は、すぐに司法書士や弁護士へ相談しましょう。
保証人に黙ったまま手続きを進める
保証人付きの借金を債務整理すると、保証人に請求がいく可能性があります。何も伝えずに手続きを進めると、保証人との関係が悪化することがあります。
保証人がいる場合は、対象から外せるか、保証人へどのような影響があるかを専門家に確認しましょう。
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滞納中でも債務整理は相談できる?
すでに滞納している場合でも、債務整理は相談できます。督促電話、SMS、郵送物、一括請求が来ている段階でも、状況に応じて対応方法を検討できます。
滞納中でも任意整理を検討できる
滞納中でも、将来利息をカットして元金を分割返済できる見込みがあれば、任意整理を検討できる場合があります。
ただし、長期間滞納している場合や、すでに裁判手続きが進んでいる場合は、債権者との交渉が難しくなることがあります。
一括請求が来ていても相談できる場合がある
滞納が続くと、期限の利益を失い、残高を一括で請求されることがあります。一括請求が来た場合でも、任意整理で分割返済の交渉ができる場合があります。
ただし、放置すると裁判や差押えへ進む可能性があります。一括請求が来たら早急な対応が必要です。
差押え後は対応が限られる
給与や預金の差押えが始まっている場合、任意整理だけで止めることは難しくなります。個人再生や自己破産を含めて、対応方法を検討する必要があります。
差押え前であれば選べる対応が広がる可能性があります。裁判所から書類が届いた段階で、できるだけ早く相談しましょう。
債務整理と取り立てに関するよくある質問
債務整理をすると取り立ては本当に止まりますか?
司法書士や弁護士に正式に債務整理を依頼し、貸金業者へ受任通知が届くと、原則として本人への直接の督促や取り立ては止まります。ただし、税金、家賃、養育費、個人間の借金、闇金などは別対応が必要です。
取り立てはいつ止まりますか?
受任通知が債権者へ届いた後に止まるのが一般的です。依頼後すぐに受任通知が送られれば、数日以内に督促電話や郵送物が止まることがあります。ただし、債権者の確認状況によって時間差があります。
相談しただけで督促は止まりますか?
相談しただけでは督促は止まりません。正式に債務整理を依頼し、司法書士や弁護士が債権者へ受任通知を送る必要があります。
受任通知後も電話が来る場合はどうすればいいですか?
受任通知後も電話が来る場合は、依頼した司法書士や弁護士に連絡しましょう。受任通知がまだ届いていない、債権者側で確認できていない、対象外の債権者から連絡が来ているなどの可能性があります。
家族や職場に取り立ての連絡が来ますか?
貸金業者が正当な理由なく家族や職場へ借金の事実を伝えるような取り立てをすることは問題があります。ただし、家族が保証人になっている場合、勤務先から借入れがある場合、給与差押えが進んだ場合などは、家族や職場に知られる可能性があります。
裁判所から書類が届いていても取り立ては止まりますか?
受任通知で貸金業者からの直接連絡は止まる可能性がありますが、すでに進んでいる裁判所の手続きまで自動的に止まるわけではありません。訴状や支払督促が届いている場合は、期限内に対応する必要があります。
税金や家賃の請求も止まりますか?
税金、国民健康保険料、家賃、養育費などは、貸金業者の借金とは扱いが異なります。債務整理を依頼しても自動的に止まるわけではないため、自治体や貸主、相手方と別途相談する必要があります。
闇金の取り立ても止まりますか?
闇金は違法業者であり、通常の貸金業者と同じように受任通知だけで安全に止まるとは限りません。闇金から借りてしまった場合は、警察や闇金対応に詳しい専門家へ早急に相談しましょう。
滞納中でも債務整理できますか?
滞納中でも債務整理は相談できます。督促電話や一括請求が来ている段階でも、任意整理、個人再生、自己破産などを検討できる場合があります。ただし、裁判や差押えが進むほど対応が限られるため、早めの相談が重要です。
受任通知後に自分で返済してもいいですか?
受任通知後に自己判断で一部の債権者へ返済するのは避けましょう。返済の方針は手続き全体に影響するため、依頼している司法書士や弁護士に確認してから対応することが大切です。
まとめ:取り立てを止めたいなら早めに債務整理を相談しましょう
債務整理を司法書士や弁護士に正式に依頼し、貸金業者へ受任通知が届くと、原則として本人への直接の取り立てや督促は止まります。毎日の電話や郵送物に悩んでいる方にとって、受任通知は精神的な負担を軽くするきっかけになります。
ただし、相談しただけでは取り立ては止まりません。正式に依頼し、受任通知が債権者へ届く必要があります。また、税金、家賃、養育費、個人間の借金、闇金、すでに進んでいる裁判や差押えなどは別対応が必要です。
取り立てを止めたいからといって、督促を無視し続けたり、借金を借金で返したり、闇金に手を出したりするのは危険です。状況が悪化すると、一括請求、裁判、差押えへ進む可能性があります。
滞納中でも債務整理は相談できます。督促電話やSMS、郵送物、一括請求に悩んでいる場合は、早めに借入先、残高、滞納状況、裁判所から届いた書類の有無を整理し、自分に合う解決方法を確認しましょう。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり結果を保証するものではありません。地域の運用や事案の内容により結論は異なります。最終判断は必ず専門家への相談により行ってください。




