借金を滞納・延滞したらどうなる?放置するリスクと債務整理の対処法

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借金を滞納・延滞したらどうなる?

借金の返済期日を過ぎると、翌日から遅延損害金が発生し、電話・SMS・郵送物などで督促を受ける可能性があります。さらに滞納が長引くと、信用情報への事故情報の登録、一括請求、裁判、給与や預金の差押えへ進むおそれがあります。

ただし、返済が遅れたからといって、すぐに差押えになるわけではありません。借金を滞納してから差押えに至るまでには一定の流れがあり、早い段階で対応すれば、状況の悪化を防げる可能性があります。

返済が難しい場合は、債権者への連絡、返済計画の見直し、債務整理などを検討しましょう。司法書士や弁護士に正式に依頼し、貸金業者へ受任通知が届くと、本人への直接の督促が止まる可能性があります。

この記事では、借金を滞納・延滞した場合に起こる流れ、放置するリスク、差押えの注意点、やってはいけない対応、滞納中でも検討できる債務整理の方法までわかりやすく解説します。

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借金を滞納・延滞するとどうなる?

借金を滞納・延滞すると、時間の経過とともにリスクが大きくなります。最初は電話や郵送物による督促で済んでいても、放置すると一括請求や裁判、差押えに進む可能性があります。

滞納期間の目安 起こりやすいこと
返済日翌日〜 遅延損害金が発生し、電話・SMS・メールなどで支払い確認の連絡が来ることがあります。
数日〜1か月程度 督促の電話や郵送物が増え、カード利用停止や借入停止になる可能性があります。
2〜3か月以上 信用情報に事故情報が登録される可能性があります。いわゆるブラックリストに載る状態です。
長期滞納 期限の利益を失い、残高の一括請求を受けることがあります。
さらに放置 裁判、支払督促、給与や預金の差押えに進む可能性があります。

滞納期間はあくまで目安です。実際にどのタイミングで督促、一括請求、法的手続きに進むかは、借入先、契約内容、滞納額、過去の取引状況によって異なります。

返済日を過ぎると遅延損害金が発生する

借金の返済期日を過ぎると、遅れた日数に応じて遅延損害金が発生します。遅延損害金とは、返済が遅れたことに対する損害金です。

遅延損害金は、一般的に以下の計算式で算出されます。

返済額または残元金 × 遅延損害金利率 ÷ 365日 × 延滞日数

遅延損害金は、滞納日数が長くなるほど増えていきます。滞納を放置すると、元の返済額に遅延損害金が上乗せされ、さらに支払いが難しくなることがあります。

電話・SMS・郵送物で督促が来る

返済が遅れると、借入先から電話、SMS、メール、郵送物などで督促を受けることがあります。最初は支払い忘れの確認や入金案内のような連絡であることが多いです。

この段階で支払い予定日を伝え、約束どおり支払える場合は、状況が大きく悪化する前に解決できる可能性があります。

一方で、督促を無視し続けると、郵送物が増えたり、一括請求や法的手続きに進んだりする可能性があります。電話に出るのが怖いからといって完全に無視し続けるのは危険です。

2〜3か月以上の滞納で信用情報に影響する可能性がある

借金の滞納が2〜3か月以上続くと、信用情報に事故情報が登録される可能性があります。一般的に「ブラックリストに載る」といわれる状態です。

信用情報に事故情報が登録されると、クレジットカードの新規作成、住宅ローン、自動車ローン、スマホ本体の分割払いなどの審査に通りにくくなる可能性があります。

事故情報が登録される期間は、信用情報機関や契約内容によって異なります。正確な登録状況を知りたい場合は、CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター(KSC)に信用情報の開示請求を行う必要があります。

長期滞納で一括請求されることがある

借金の滞納が続くと、期限の利益を失い、残高を一括で請求されることがあります。期限の利益とは、決められた期日までは分割で返済できる債務者側の利益です。

長期滞納によって契約に違反すると、分割で返済する権利を失い、遅延損害金を含めた残高を一括で請求される可能性があります。

一括請求が来た場合でも、すぐに全額を用意できないからといって放置してはいけません。債権者との分割交渉や、債務整理による対応を検討しましょう。

裁判・支払督促・差押えに進むことがある

一括請求を放置すると、債権者が裁判所を通じて支払督促や訴訟を起こす可能性があります。裁判所から書類が届いた場合は、期限内に対応する必要があります。

支払督促や訴状を放置すると、債権者の主張どおりに手続きが進み、給与や預金などが差押えの対象になる可能性があります。

裁判所から書類が届いたら、絶対に放置しないでください。通常の督促状とは違い、対応期限を過ぎると差押えのリスクが高くなります。

借金の滞納で発生する主なリスク

借金の滞納で発生するリスクは、督促だけではありません。遅延損害金、信用情報への影響、一括請求、裁判、差押え、家族や職場に知られる可能性など、生活全体に影響することがあります。

遅延損害金で返済額が増える

滞納中は、通常の利息とは別に遅延損害金が発生します。滞納日数が長くなるほど支払う金額が増え、返済の負担が重くなります。

少額の遅れでも、滞納が続くと負担は大きくなります。支払える見込みがある場合は、できるだけ早く支払い、遅延損害金の増加を止めることが大切です。

カード利用停止・借入停止になる可能性がある

クレジットカードやカードローンを滞納すると、利用停止や新規借入停止になることがあります。利用停止になると、買い物やキャッシングができなくなるだけでなく、公共料金やサブスクの支払いにも影響する場合があります。

また、カード会社の判断により、更新停止や強制解約になることもあります。滞納を解消しても、すぐに元どおり利用できるとは限りません。

信用情報に事故情報が登録される可能性がある

長期滞納は信用情報に影響します。事故情報が登録されると、一定期間は新たな借入れやクレジットカードの審査に通りにくくなります。

債務整理を避けても、滞納を放置すれば信用情報に事故情報が登録される可能性があります。そのため、ブラックリストを避けたいからといって何も対応しないのは危険です。

一括請求により返済がさらに難しくなる

一括請求を受けると、毎月の返済額ではなく、残高全額と遅延損害金をまとめて請求されます。数十万円から数百万円単位の請求になることもあります。

一括で支払えない場合でも、任意整理によって分割返済を交渉できる場合があります。早い段階で相談すれば、裁判や差押えに進む前に対応できる可能性があります。

給与や預金が差押えの対象になる可能性がある

裁判や支払督促を放置すると、債権者が強制執行を申し立て、給与や預金が差し押さえられることがあります。

給与差押えでは、原則として税金や社会保険料などを控除した後の給与の4分の1までが差押えの対象になります。ただし、給与額が一定額を超える場合は、33万円を超える部分も差押え対象になることがあります。

給与差押えが行われると、裁判所から勤務先へ通知が届くため、借金の滞納が職場に知られる可能性があります。

家族に知られる可能性が高くなる

滞納が続くと、自宅に督促状や一括請求の書類、裁判所からの書類が届くことがあります。家族が郵送物を見て、借金の滞納を知る可能性があります。

また、保証人がいる借金を滞納した場合、保証人へ請求がいく可能性があります。保証人が家族の場合は、借金問題を知られる可能性が高くなります。

借金を滞納・延滞したときにまずやること

借金を滞納してしまった場合、最も避けたいのは何もせず放置することです。支払える場合と支払えない場合で、取るべき対応は異なります。

支払える場合は早めに支払う

一時的な支払い忘れや口座残高不足で返済が遅れた場合は、できるだけ早く支払いましょう。早めに支払えば、遅延損害金や信用情報への影響を最小限に抑えられる可能性があります。

支払い後は、再発防止のために口座残高、引き落とし日、支払方法を確認しておくことも大切です。

すぐに支払えない場合は債権者へ連絡する

返済期日に支払えない場合は、借入先へ連絡し、支払い予定日や現在の状況を伝えましょう。早い段階で連絡すれば、支払日の相談や返済方法の見直しに応じてもらえる場合があります。

ただし、支払う見込みがないのに無理な約束をすると、さらに状況が悪くなることがあります。「いつまでにいくら支払えるか」を現実的に伝えることが大切です。

督促状や裁判所からの書類を確認する

督促状、一括請求書、内容証明郵便、裁判所からの支払督促や訴状が届いた場合は、必ず内容を確認しましょう。

特に裁判所からの書類には、対応期限があります。期限を過ぎると差押えに進む可能性があるため、すぐに司法書士や弁護士へ相談しましょう。

借入先・残高・滞納期間を整理する

借金の状況を整理することで、自力で返済できるのか、債務整理が必要なのかを判断しやすくなります。

  • 借入先の名前
  • 借入残高
  • 毎月の返済額
  • 滞納している期間
  • 届いている督促状や裁判所書類
  • 保証人の有無
  • 家計の収入と支出

この情報を整理しておくと、専門家に相談したときに、任意整理、個人再生、自己破産などの方針を判断しやすくなります。

滞納中に債務整理を検討すべきケース

借金を滞納していても、すぐに債務整理が必要とは限りません。しかし、返済の見込みが立たない場合や、一括請求・裁判・差押えのリスクがある場合は、債務整理を検討すべき段階です。

督促が続いていて返済の見込みが立たない

督促が続いていて、次の給料日でも支払いが難しい場合は、早めに債務整理を検討しましょう。放置すると、遅延損害金が増え、一括請求や裁判へ進む可能性があります。

司法書士や弁護士に正式に依頼し、貸金業者へ受任通知が届くと、本人への直接の督促が止まる可能性があります。

一括請求が来ている

一括請求が来ている場合、すでに期限の利益を失っている可能性があります。残高を一括で支払えない場合は、債権者との交渉や債務整理を検討する必要があります。

任意整理で分割返済の交渉ができる場合もありますが、放置すると裁判や差押えに進む可能性があります。

2〜3か月以上滞納している

2〜3か月以上滞納している場合、信用情報に事故情報が登録されている可能性があります。すでに信用情報に影響が出ている場合は、債務整理のデメリットだけを避けようとするより、生活を立て直すことを優先したほうがよいケースもあります。

債務整理を避けても、滞納が続けば信用情報や法的手続きのリスクは高まります。返済できない状態が続いているなら、早めに相談しましょう。

複数社から借りていて返済が回らない

複数社から借りている場合、毎月の返済日や返済額が重なり、家計管理が難しくなります。返済のために別の借入れをしている状態なら、すでに自転車操業に近い状態です。

借金を返すために新たな借入れを続けると、借金総額が増え、さらに返済が難しくなる可能性があります。

滞納中に検討できる債務整理の方法

滞納中でも、状況に応じて任意整理、個人再生、自己破産を検討できます。どの手続きが合うかは、借金額、収入、財産、保証人の有無、住宅ローンの有無などによって変わります。

手続き 検討しやすいケース
任意整理 将来利息をカットすれば、元金を3〜5年程度で返済できる見込みがある場合
個人再生 借金額が大きく、任意整理では返済が難しいが、継続収入がある場合
自己破産 収入や財産では返済の見込みが立たない場合

任意整理は元金の返済が残ります。個人再生や自己破産は裁判所を通じる手続きであり、財産や保証人への影響も確認が必要です。自分だけで判断せず、専門家に相談して方針を確認しましょう。

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借金滞納中にやってはいけないこと

借金を滞納していると、焦ってその場しのぎの対応をしてしまうことがあります。しかし、対応を誤ると、借金問題がさらに深刻化する可能性があります。

督促を無視し続ける

督促電話に出るのが怖い、郵送物を見るのが不安だからといって、督促を無視し続けるのは危険です。

連絡が取れない状態が続くと、一括請求、裁判、差押えへ進む可能性があります。支払えない場合でも、放置せず、債権者や専門家に相談しましょう。

借金を借金で返す

他社から借りて返済する自転車操業は避けるべきです。一時的に滞納を解消できても、借金総額が増え、次の返済がさらに苦しくなる可能性があります。

返済のために借入れを繰り返している状態は、すでに返済計画が破綻しかけているサインです。債務整理を含めた根本的な解決を検討しましょう。

クレジットカードの現金化をする

クレジットカードの現金化とは、カードで商品を購入し、それを売却するなどして現金を得る方法です。しかし、カード会社の規約違反となる可能性があり、発覚するとカードの利用停止や一括請求につながることがあります。

現金化は一時的にお金を用意できるように見えても、手数料や換金差額で損をし、借金を増やす原因になります。返済資金が足りない場合は、現金化ではなく、返済計画の見直しや債務整理を検討しましょう。

闇金から借りる

正規の金融機関から借りられないからといって、闇金から借りるのは絶対に避けましょう。闇金は違法な高金利や悪質な取り立てにより、生活をさらに追い込む危険があります。

「審査なし」「ブラックOK」「即日融資」などの甘い広告には注意が必要です。闇金から借りてしまった場合は、警察や闇金対応に詳しい専門家へ早急に相談しましょう。

裁判所からの書類を放置する

裁判所から支払督促や訴状が届いた場合は、絶対に放置してはいけません。通常の督促状とは違い、対応期限があります。

期限内に対応しないと、相手の主張どおりに手続きが進み、給与や預金の差押えにつながる可能性があります。裁判所から書類が届いたら、すぐに司法書士や弁護士へ相談しましょう。

保証人に黙ったまま放置する

保証人付きの借金を滞納すると、保証人へ請求がいく可能性があります。保証人が家族や知人の場合、人間関係に大きな影響が出ることがあります。

保証人がいる借金を債務整理する場合も、保証人へ請求がいく可能性があります。対象から外せるか、保証人へどのような影響があるかを専門家に確認しましょう。

借金の滞納・延滞に関するよくある質問

借金は何日遅れると危ないですか?

1日遅れただけですぐに差押えになるわけではありません。ただし、返済期日を過ぎると遅延損害金が発生し、督促を受ける可能性があります。支払える場合は早めに支払い、支払えない場合は借入先へ連絡しましょう。

1日でも遅れるとブラックリストに載りますか?

1日の遅れですぐに信用情報へ事故情報が登録されるとは限りません。ただし、滞納が2〜3か月以上続くと、事故情報が登録される可能性があります。短期の遅れでも放置せず、早めに対応しましょう。

2〜3か月以上滞納するとどうなりますか?

2〜3か月以上滞納すると、信用情報に事故情報が登録される可能性があります。また、一括請求を受けたり、カード利用停止や強制解約になったりすることがあります。

一括請求されたら分割払いに戻せますか?

必ず戻せるわけではありませんが、債権者との交渉や任意整理によって、分割返済を提案できる場合があります。放置すると裁判や差押えに進む可能性があるため、早めに対応しましょう。

裁判所から支払督促や訴状が届いたらどうすればいいですか?

すぐに内容を確認し、期限内に対応する必要があります。支払督促や訴状を放置すると、債権者の主張どおりに手続きが進み、給与や預金の差押えにつながる可能性があります。届いた書類を持って、早めに司法書士や弁護士へ相談しましょう。

滞納中でも債務整理はできますか?

滞納中でも債務整理は相談できます。督促が続いている場合、一括請求が来ている場合、裁判所から書類が届いている場合でも、状況に応じて任意整理、個人再生、自己破産などを検討できます。

債務整理をすると督促は止まりますか?

司法書士や弁護士に正式に依頼し、貸金業者へ受任通知が届くと、原則として本人への直接の督促は止まります。ただし、税金、家賃、養育費、個人間の借金、闇金などは別対応が必要です。

借金の滞納は家族や会社にバレますか?

滞納初期に必ず家族や会社に知られるわけではありません。ただし、自宅に届く督促状や裁判所書類を家族が見る、給与差押えにより勤務先へ通知が届く、保証人へ請求がいくなどの理由で知られる可能性があります。

まとめ:借金の滞納は放置せず早めに対応しましょう

借金の返済期日を過ぎると、遅延損害金が発生し、電話・SMS・郵送物などで督促を受ける可能性があります。滞納が長引くと、信用情報への事故情報の登録、一括請求、裁判、給与や預金の差押えへ進むおそれがあります。

特に、裁判所から支払督促や訴状が届いた場合は放置してはいけません。期限内に対応しないと、相手の主張どおりに手続きが進み、差押えにつながる可能性があります。

支払える場合は早めに支払い、支払えない場合は債権者へ連絡しましょう。すでに返済の見込みが立たない、一括請求が来ている、複数社から借りて返済が回らない場合は、債務整理を検討する段階です。

滞納中でも債務整理は相談できます。司法書士や弁護士に正式に依頼し、貸金業者へ受任通知が届くと、本人への直接の督促が止まる可能性があります。借入先、残高、滞納期間、届いている書類を整理し、自分に合う解決方法を早めに確認しましょう。

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日本リーガル司法書士事務所の代表司法書士 計良宏之

日本リーガル司法書士事務所

監修者:代表司法書士 計良 宏之

東京都荒川区東日暮里5-17-7 秋山ビル1階

東京司法書士会所属 第8484号
簡裁訴訟代理等関係業務認定会員 第1201114号

日本リーガル司法書士事務所は、東京都荒川区東日暮里に事務所があり、日暮里駅から徒歩6分とアクセスが良いです。相続や不動産登記などの相談は無料で受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり結果を保証するものではありません。地域の運用や事案の内容により結論は異なります。最終判断は必ず専門家への相談により行ってください。

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