プロミスの過払い金請求はできる?2007年12月18日以前の借入・旧ポケットバンク・クラヴィスの対象条件

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プロミスの過払い金請求はできる?2007年12月18日以前の借入・旧ポケットバンク・クラヴィスの対象条件

過去にプロミスでキャッシングを利用していた方は、借入時期や当時の金利によって、過払い金が発生している可能性があります。とくに、2007年12月18日以前にプロミスで借入れをしていた方は、利息制限法の上限を超える金利で返済していた可能性があります。

プロミスの過払い金請求で注意したいのは、プロミス本体だけを確認すればよいとは限らない点です。過去に旧ポケットバンク、クラヴィス、旧タンポート、旧クオークローンなどを利用していた方は、取引の承継関係や契約切替えの有無まで確認する必要があります。

一方で、2007年12月19日以降に初めてプロミスで借入れをした場合や、アットローンのみを利用していた場合、プロミスJCBのショッピング利用のみの場合は、原則として過払い金が発生しにくいです。

このページでは、プロミスの過払い金請求について、対象になる人・対象外になりやすいケース・旧ポケットバンクやクラヴィスの確認方法・返還までの流れ・時効・返済中の信用情報への影響までわかりやすく解説します。

プロミスの過払い金請求のポイント
  1. 2007年12月18日以前にプロミスで借入れをしていた方は、過払い金が発生している可能性があります

  2. 旧ポケットバンクを利用していた方は、三洋信販との合併経緯を踏まえて取引履歴を確認する必要があります

  3. クラヴィス・旧タンポート・旧クオークローンの取引は、契約切替えや承継関係によって請求先・請求可否が変わることがあります

  4. アットローンのみ、プロミスJCBのショッピング利用のみの場合は、原則として過払い金が発生しにくいです

  5. 完済から長期間経過している場合は、時効により請求できない可能性があります

  6. 返済中に請求する場合は、残債の有無によって信用情報への影響が変わります

監修司法書士 計良 宏之

監修:認定司法書士/計良 宏之

東京司法書士会所属 第8484号 / 簡裁訴訟代理等関係業務認定番号 第1201114号

日本リーガル司法書士事務所の代表司法書士。プロミスの過払い金請求の対象条件、旧ポケットバンク・クラヴィスの注意点、時効、信用情報への影響などについて、法的観点から監修しています。

目次【プロミス 過払い金請求】

プロミスで過払い金が戻る可能性がある人

プロミスの過払い金請求で最初に確認すべきなのは、いつから借入れをしていたか、そしてプロミス本体以外の旧ブランドを利用していないかです。

プロミスは、旧ポケットバンクを展開していた三洋信販を吸収合併しており、また、過去にはアットローンも吸収合併しています。そのため、プロミスの過払い金請求では、プロミス本体だけでなく、旧ポケットバンクや関連ブランドの取引も確認対象になることがあります。

利用状況 過払い金の可能性
2007年12月18日以前にプロミスで借入れをしていた 過払い金が発生している可能性があります
2008年4月20日以前に旧ポケットバンクで借入れをしていた 過払い金が発生している可能性があります
2007年9月の貸付停止前にクラヴィスを利用していた 取引内容・承継関係によって確認が必要です
旧タンポート・旧クオークローンの取引がある 契約切替えや債権譲渡の有無を確認する必要があります
完済後に再借入れをしている 取引の一連性や時効の判断を確認する必要があります
カードや明細をなくしている 取引履歴を取り寄せることで確認できる場合があります

2007年12月18日以前にプロミスで借入れをしていた人

プロミスで過払い金が発生している可能性があるのは、主に2007年12月18日以前にプロミスで借入れをしていた方です。

過去のプロミスでは、利息制限法の上限を超える金利で貸付けがおこなわれていた時期がありました。実際に利息制限法の上限を超える利息を支払っていた場合、引き直し計算によって払いすぎた利息が判明する可能性があります。

ただし、契約時期だけで過払い金の有無が確定するわけではありません。借入額、返済額、取引期間、完済と再借入れの有無、取引が一連のものとして扱えるかによって結果は変わります。正確な金額は、取引履歴を取り寄せて確認します。

旧ポケットバンクを利用していた人

旧ポケットバンクを利用していた方も、過払い金が発生している可能性があります。とくに、2008年4月20日以前に旧ポケットバンクで借入れをしていた方は、取引履歴を確認する価値があります。

旧ポケットバンクは三洋信販のブランドとして利用されていました。三洋信販はプロミスと合併しているため、旧ポケットバンクの取引についても、SMBCコンシューマーファイナンス側で確認できる可能性があります。

ただし、旧住所、改姓、契約名義、取引期間によって照合に時間がかかることがあります。ポケットバンクのカードや明細をなくしていても、当時の住所や氏名をできるだけ整理しておきましょう。

クラヴィス・旧タンポート・旧クオークローンの取引がある人

クラヴィス、旧タンポート、旧クオークローンなどを利用していた方は、プロミス本体や旧ポケットバンクとは別に、取引の承継関係を慎重に確認する必要があります。

とくに、2007年9月の貸付停止前にクラヴィスを利用していた方は、過払い金が発生している可能性があります。ただし、クラヴィスの取引は、プロミスへの契約切替え、三洋信販系の取引との関係、債権譲渡の有無などによって請求先や請求可否が変わることがあります。

「クラヴィスを使っていたから必ずプロミスへ請求できる」とは限りません。取引履歴、契約切替えの有無、通知書類、過去の和解内容を確認したうえで判断する必要があります。

プロミス・旧ポケットバンク・クラヴィスの確認時期

ブランド・取引 確認したい内容
プロミス 2007年12月18日以前から借入れがある場合は、過払い金の有無を確認する価値があります
旧ポケットバンク 2008年4月20日以前から借入れがある場合は、三洋信販との合併経緯を踏まえて確認します
クラヴィス
旧タンポート
旧クオークローン
2007年9月の貸付停止前の取引、契約切替え、債権譲渡の有無を確認します
アットローン アットローンのみの利用では、原則として過払い金は発生しにくいです

完済済みでもプロミスに過払い金請求できる可能性がある

プロミスをすでに完済している場合でも、過払い金が発生していれば請求できる可能性があります。完済後の過払い金請求であれば、現在の返済が残っていないため、返済中の請求よりも信用情報への影響を判断しやすいケースがあります。

ただし、完済から長期間経過している場合は時効に注意が必要です。一般的には最後の取引から10年がひとつの目安になりますが、完済と再借入れを繰り返している場合や、旧ポケットバンク・クラヴィスなどの関連取引がある場合は、時効の判断が複雑になることがあります。

家族が利用していたプロミスの過払い金を相続人が請求できることもある

プロミスや旧ポケットバンクを利用していた本人が亡くなっている場合でも、相続人が過払い金を請求できる可能性があります。過払い金は相続財産の一部として扱われるためです。

ただし、相続人であることを証明する戸籍などの書類が必要になる場合があります。また、相続放棄をしている場合は請求できない可能性があるため、相続関係も含めて確認しましょう。

プロミスで過払い金が発生しているかどうかは、取引履歴を確認しなければ正確にはわかりません。利用開始時期、旧ブランドの有無、完済時期があいまいな方も、まずは過払い金の有無を確認しましょう。

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プロミスで過払い金が発生しにくい・請求が難しいケース

プロミスや関連ブランドを利用していた方でも、すべての取引で過払い金が発生するわけではありません。また、過払い金が発生していても、時効、取引分断、旧ブランドの承継関係によって請求が難しくなることがあります。

ケース 確認すべきポイント
2007年12月19日以降に初めてプロミスで借入れをした 原則として過払い金は発生しにくいです
2008年4月21日以降に初めて旧ポケットバンクで借入れをした 原則として過払い金は発生しにくいです
アットローンのみを利用していた 利息制限法の範囲内の取引が多く、過払い金は発生しにくいと考えられます
プロミスJCBのショッピング利用のみ ショッピング利用分は原則として過払い金の対象外です
最後の取引から長期間経過している 時効により請求できない可能性があります
クラヴィスの契約切替え・債権譲渡の経緯が不明 請求先や請求可否の確認が必要です

2007年12月19日以降に初めてプロミスで借入れをした場合

2007年12月19日以降に初めてプロミスで借入れをした場合は、原則として利息制限法の範囲内の金利で契約しているため、過払い金は発生しにくいです。

ただし、以前からプロミスで取引があり、その後も契約が継続していた場合や、完済後に再度借入れをしている場合は、過去の高金利期間が対象になる可能性があります。利用開始時期がはっきりしない場合は、自己判断せず取引履歴を確認しましょう。

アットローンのみを利用していた場合

アットローンのみを利用していた場合は、原則として過払い金は発生しにくいと考えられます。アットローンは、プロミス本体や旧ポケットバンクの高金利時代の取引とは分けて確認する必要があります。

ただし、アットローンとは別に、プロミス本体、旧ポケットバンク、クラヴィスなどを利用していた場合は、それぞれの取引を分けて確認する必要があります。複数のブランドを利用していた方は、ひとつの取引だけで判断しないようにしましょう。

プロミスJCBのショッピング利用のみの場合

プロミスJCBカードのショッピング利用は、商品やサービスの代金をカード会社が立て替える仕組みであり、キャッシングのような貸付けとは性質が異なります。

そのため、プロミスJCBのショッピング利用にかかる分割手数料などは、原則として過払い金の対象外です。ただし、同じカードや契約でキャッシング取引もある場合は、キャッシング部分だけを分けて確認する必要があります。

最後の取引から10年が経過している場合

過払い金請求には時効があります。一般的には、プロミスとの最後の取引から10年が経過すると、過払い金を請求できなくなる可能性があります。

ここでいう最後の取引とは、完済日や最終返済日などを指します。ただし、完済と再借入れを繰り返している場合や、旧ポケットバンク・クラヴィスなど複数の取引が関係する場合は、どの取引を基準にするかで判断が変わることがあります。

なお、2020年4月1日施行の改正民法では、「権利を行使できることを知った時から5年」または「権利を行使できる時から10年」という考え方もあります。実際の時効判断は、取引時期、完済日、再借入れの有無、請求時期などによって変わるため、早めに確認しましょう。

「10年以上前だから無理」と自己判断する前に、取引履歴を取り寄せて確認することが重要です。

取引が分断されている場合

プロミスや旧ポケットバンクで完済と再借入れを繰り返している場合、すべての取引を一連のものとして計算できるとは限りません。完済から再借入れまでの期間が長い場合などは、取引が分断され、一部の過払い金が時効と判断される可能性があります。

取引の分断があると、過払い金の金額や時効の判断に大きく影響します。長期間プロミスや旧ポケットバンクを利用していた方ほど、自己判断ではなく、取引履歴をもとに確認することが大切です。

クラヴィスの請求先や承継関係が不明な場合

クラヴィス、旧タンポート、旧クオークローンの取引は、契約切替え、債権譲渡、取引の承継関係によって、請求先や請求できる範囲が変わることがあります。

そのため、クラヴィスの取引については、プロミス本体や旧ポケットバンクと同じように単純に判断しない方が安全です。古い契約書、通知書、明細、返済履歴、債権譲渡に関する書類が残っている場合は、相談時に確認できるようにしておきましょう。

プロミスの過払い金返還率・返還までの期間

プロミスの過払い金が戻るまでの期間や返還額は、任意交渉で解決するか、裁判をするかによって変わります。

任意交渉は早期解決を目指しやすい一方で、返還額が抑えられることがあります。裁判を検討する場合は、解決までの期間が長くなりやすいものの、任意交渉より高い水準の返還を目指せる場合があります。

解決方法 返還までの期間・返還額の目安
任意交渉
  • 裁判をせずに交渉で解決を目指します
  • 早期返金を重視する場合に検討されやすいです
  • 返還額は裁判をした場合より低くなることがあります
  • 取引分断や時効の争いが少ない場合は進めやすいことがあります
裁判
  • 任意交渉より高い水準の返還を目指せる場合があります
  • 過払い金の利息も含めて請求を検討する場合があります
  • 解決までの期間が長くなりやすいです
  • 請求額や裁判所の管轄によっては、司法書士の対応範囲を確認する必要があります

実際の返還額や返還までの期間は、取引期間、過払い金の金額、残債の有無、時効の争い、取引分断の有無、旧ポケットバンク・クラヴィスなど関連取引の有無、プロミス側の提示条件によって変わります。

インターネット上では「プロミスの過払い金は何%戻る」といった情報を見かけることがありますが、返還率は一律ではありません。提示された条件が妥当かどうかは、取引履歴と引き直し計算の結果をもとに判断する必要があります。

早く返金してほしい場合

できるだけ早く過払い金を受け取りたい場合は、任意交渉での和解を検討することがあります。裁判よりも短期間で解決しやすい一方、返還額は裁判をした場合より低くなる可能性があります。

早期返金を優先したい事情がある場合は、返還時期と返還額のバランスを見ながら判断しましょう。

できるだけ多く回収したい場合

回収額を重視する場合は、裁判を検討することがあります。裁判では、過払い金の元本だけでなく、利息を含めて請求することがあります。

ただし、裁判をすると解決までに時間がかかります。また、旧ブランドの取引がある場合や、取引分断・時効の争いがある場合は、主張や証拠の整理が必要になります。返還額を重視する場合でも、期間や手間を含めて判断することが大切です。

旧ブランドの取引がある場合は確認に時間がかかることがある

旧ポケットバンクやクラヴィスなどの取引がある場合、プロミス本体だけの取引よりも確認に時間がかかることがあります。旧住所、改姓、契約名義、承継関係、債権譲渡の有無などを確認する必要があるためです。

古い契約書、返済明細、振込控え、通知書などが残っている場合は、取引履歴の照合や一連性の判断に役立つことがあります。

プロミスの過払い金請求を専門家に相談するメリット

  • プロミスから提示された返還条件が妥当か判断しやすい
  • 旧ポケットバンクやクラヴィスの取引も含めて確認できる
  • 取引分断や時効の争いがある場合も相談できる
  • 返済中の場合、信用情報への影響も含めて判断しやすい
  • 請求額が大きい場合、司法書士で対応できる範囲も確認できる

プロミスに過払い金請求する前の注意点

プロミスに過払い金請求をする前に、信用情報、三井住友銀行カードローンなど保証会社との関係、旧ブランドの取引履歴、司法書士の対応範囲を確認しておきましょう。とくに返済中の方は、引き直し計算後に残債が残るかどうかで影響が変わります。

返済中は残債の有無で信用情報への影響が変わる

現在もプロミスへ返済中の場合、過払い金請求によって借金がなくなることもありますが、引き直し計算後も残債が残る場合は任意整理として扱われる可能性があります。

引き直し計算の結果 影響
過払い金が残債を上回る 借金がなくなり、差額が返金される可能性があります
過払い金と残債が同程度 借金がなくなる可能性があります。信用情報の扱いは事案ごとに確認が必要です
過払い金を差し引いても残債が残る 任意整理として扱われ、信用情報に影響する可能性があります

完済後にプロミスへ過払い金請求をするだけであれば、原則として信用情報に事故情報が登録されるわけではありません。一方で、返済中に請求して残債が残る場合は、信用情報に影響する可能性があります。

三井住友銀行カードローンなど保証会社との関係を確認する

プロミスを運営するSMBCコンシューマーファイナンスは、三井住友銀行カードローンなどの保証会社になっている場合があります。

プロミスへ過払い金請求をしただけで、ただちに三井住友銀行カードローンなどに影響するとは限りません。ただし、返済中の過払い金請求が任意整理として扱われ、信用情報に事故情報が登録された場合は、他社カードやローン審査にも影響する可能性があります。

三井住友銀行カードローンを利用中の方、SMBCコンシューマーファイナンスが保証会社になっている借入れがある方、他社ローンの審査を控えている方は、手続き前に現在の借入状況を整理しておきましょう。

旧ポケットバンク・クラヴィスの取引履歴を見落とさない

プロミスの過払い金請求では、プロミス本体だけを調べて終わりにしないことが大切です。過去に旧ポケットバンク、クラヴィス、旧タンポート、旧クオークローンを利用していた方は、関連取引の履歴も確認しましょう。

とくに、旧住所や改姓がある場合、当時の契約名義と現在の氏名・住所が一致せず、取引履歴の照合に時間がかかることがあります。相談時には、過去の住所、旧姓、勤務先、当時使っていた電話番号などを分かる範囲で整理しておくと確認が進めやすくなります。

低い返還額の和解案にすぐ応じない

プロミス側から返還額や入金時期について和解案が提示されることがあります。早く返金される点はメリットですが、提示額が本来請求できる金額より低い可能性もあります。

とくに、旧ポケットバンクやクラヴィスの取引、取引分断、時効の争いがある場合は、過払い金額の判断が複雑になります。提示された条件が妥当かどうかは、引き直し計算の結果と取引内容をもとに確認しましょう。

請求額が高額な場合は司法書士の対応範囲を確認する

認定司法書士が代理人として対応できる範囲には制限があります。過払い金の請求額が140万円を超える可能性がある場合や、地方裁判所での対応が必要になる場合は、弁護士への相談や引き継ぎが必要になることがあります。

プロミス本体だけでなく、旧ポケットバンクやクラヴィスなどの取引がある場合は、請求額が大きくなることがあります。相談時には、司法書士で対応できる範囲か、弁護士への相談が必要になる可能性があるかを確認しておきましょう。

相談前に準備しておくとよいもの

  • プロミス・旧ポケットバンク・クラヴィスの契約書、明細、領収書
  • 利用開始時期と完済時期のメモ
  • 現在も返済中の場合は残高がわかる資料
  • 旧住所、旧姓、改姓の情報
  • 債権譲渡や契約切替えに関する通知書
  • 本人確認書類

プロミスに過払い金請求する流れ

プロミスに過払い金請求をする場合、主な流れは以下のとおりです。旧ポケットバンクやクラヴィスの取引がある場合は、取引履歴の確認や請求先の整理に時間がかかることがあります。

手順 内容
1. 利用していたブランドを整理する プロミス本体、旧ポケットバンク、クラヴィス、アットローンなどの利用歴を確認します
2. 取引履歴を取り寄せる 過去の借入れ・返済の履歴を確認します。旧住所や改姓がある場合は照合が必要です
3. 引き直し計算をする 利息制限法の上限金利で再計算し、過払い金の有無と金額を確認します
4. 返還請求をする 過払い金が発生している場合、返還請求書を送付します
5. 和解交渉をする 返還額や入金時期について交渉します
6. 裁判を検討する 提示額に納得できない場合や、利息を含めて請求したい場合は裁判を検討します
7. 入金 和解または判決後、過払い金が返還されます

1. プロミス・旧ポケットバンク・クラヴィスの利用歴を整理する

まずは、過去に利用していたブランドを整理します。プロミス本体だけでなく、旧ポケットバンク、クラヴィス、旧タンポート、旧クオークローン、アットローンなどを利用していなかったか確認しましょう。

カードや明細が残っていない場合でも、旧住所、旧姓、生年月日、勤務先、当時の電話番号などから取引履歴を確認できる場合があります。

2. 取引履歴を取り寄せる

過払い金を正確に計算するには、取引履歴が必要です。取引履歴には、借入日、返済日、借入額、返済額、利率などが記録されています。

旧ポケットバンクやクラヴィスの取引がある場合は、プロミス本体の取引履歴だけでは足りないことがあります。どのブランドで、いつからいつまで利用していたかを確認しましょう。

3. 利息制限法の上限金利で引き直し計算をする

取引履歴が届いたら、利息制限法の上限金利で引き直し計算をおこないます。これにより、払いすぎた利息があるか、過払い金がいくら発生しているかを確認できます。

長期間借入れと返済を繰り返していた場合、旧ブランドの取引がある場合、完済と再借入れを繰り返していた場合は、計算が複雑になることがあります。計算を誤ると、請求額が少なくなったり、時効の判断を間違えたりするおそれがあります。

4. 返還請求書を送る

引き直し計算で過払い金が発生していることがわかったら、返還請求書を送付します。請求書には、過払い金の金額、返還を求める内容、振込先などを記載します。

クラヴィスなどの取引が関係する場合は、請求先や請求根拠の確認が必要になることがあります。書類を送る前に、取引の承継関係や債権譲渡の有無を整理しておきましょう。

5. 和解交渉をする

返還請求書を送付すると、返還額や入金時期について提案されることがあります。提示された金額が妥当かどうかを確認し、必要に応じて交渉します。

早期返還を優先するか、返還額を重視するかによって、交渉方針は変わります。提示条件だけで判断せず、取引内容、時効の争い、旧ブランドの扱いも踏まえて検討しましょう。

6. 話がまとまらない場合は裁判を検討する

提示額に納得できない場合や、過払い金の利息まで含めて請求したい場合は、裁判を検討することがあります。

裁判をすると解決までの期間は長くなりますが、任意交渉よりも高い返還額を目指せる場合があります。ただし、請求額や裁判所の管轄によっては、司法書士が代理できる範囲を超えることがあります。

7. 過払い金が返還される

和解または判決によって返還額が決まると、指定口座へ過払い金が振り込まれます。専門家に依頼している場合は、報酬や実費などを差し引いた金額が依頼者へ返金されます。

プロミスの過払い金請求では、旧ポケットバンクやクラヴィスの見落とし、取引分断、時効、信用情報への影響など、確認すべき点が複数あります。不利な条件で和解しないためにも、請求前に流れを把握しておきましょう。

プロミスの過払い金請求でよくある質問

プロミスで過払い金の対象になるのはどの取引ですか?

プロミスで過払い金の対象になる可能性があるのは、主に2007年12月18日以前にプロミスで借入れをしていたキャッシング取引です。

過払い金は契約時期だけで決まるわけではなく、実際の金利、利用期間、借入れと返済の履歴によって変わります。正確には取引履歴を取り寄せ、利息制限法の上限金利で引き直し計算をして確認します。

旧ポケットバンクの借入れもプロミスに過払い金請求できますか?

旧ポケットバンクの取引についても、過払い金が発生している可能性があります。とくに、2008年4月20日以前に旧ポケットバンクで借入れをしていた方は確認する価値があります。

旧ポケットバンクは三洋信販のブランドで、三洋信販はプロミスと合併しています。カードや明細がなくても、旧住所や氏名などから取引履歴を確認できる場合があります。

クラヴィスの借入れもプロミスに請求できますか?

クラヴィス、旧タンポート、旧クオークローンの取引は、プロミスへの契約切替え、承継関係、債権譲渡の有無によって請求先や請求可否が変わります。

そのため、クラヴィスの取引がある方は、プロミス本体や旧ポケットバンクと同じように単純に判断せず、取引履歴や契約経緯を確認することが大切です。

アットローンの借入れも過払い金の対象になりますか?

アットローンのみを利用していた場合は、原則として過払い金は発生しにくいと考えられます。

ただし、アットローンとは別に、プロミス本体、旧ポケットバンク、クラヴィスなどを利用していた場合は、それぞれの取引を分けて確認する必要があります。

プロミスJCBのショッピング利用も過払い金の対象になりますか?

プロミスJCBのショッピング利用は、原則として過払い金の対象外です。ショッピング利用は、商品やサービスの代金をカード会社が立て替える仕組みであり、キャッシングとは性質が異なります。

ただし、同じカードや契約でキャッシングを利用していた場合は、キャッシング部分について過払い金が発生している可能性があります。

明細やカードをなくしていてもプロミスに過払い金請求できますか?

カードや明細が手元になくても、過払い金請求できる可能性があります。SMBCコンシューマーファイナンスから取引履歴を取り寄せることで、過去の借入れや返済の内容を確認できる場合があります。

旧ポケットバンクやクラヴィスの取引がある場合、旧住所や改姓の情報が照合に役立つことがあります。分かる範囲で過去の情報を整理しておきましょう。

返済中でもプロミスに過払い金請求できますか?

返済中でもプロミスに過払い金請求できる可能性があります。引き直し計算の結果、過払い金が残債を上回れば、借金がなくなり、差額が返金される可能性があります。

一方で、過払い金を差し引いても残債が残る場合は、任意整理として扱われる可能性があります。その場合、信用情報に影響することがあるため、事前に確認しておきましょう。

プロミスの過払い金請求の時効はいつですか?

プロミスの過払い金請求は、一般的に最後の取引から10年が時効の目安になります。ただし、完済と再借入れを繰り返している場合や、旧ポケットバンク・クラヴィスなどの関連取引がある場合は、取引が一連のものと判断されるかどうかで時効の考え方が変わることがあります。

2020年4月1日以降は、権利を行使できることを知った時から5年という考え方も関係する場合があります。完済から時間が経っている方は、早めに取引履歴を確認しましょう。

プロミスの過払い金はいくら戻りますか?

戻ってくる金額は、利用期間、借入額、返済額、当時の金利、完済と再借入れの有無、旧ブランドの取引の有無などによって変わります。

正確な金額は、取引履歴をもとに引き直し計算をしないとわかりません。任意交渉で早期解決するか、裁判で返還額の増額を目指すかによっても、返還額や期間は変わります。

家族が利用していたプロミスの過払い金を請求できますか?

プロミスや旧ポケットバンクを利用していた本人が亡くなっている場合でも、相続人が過払い金を請求できる可能性があります。過払い金は相続財産の一部として扱われるためです。

ただし、相続人であることを証明する戸籍などが必要になる場合があります。また、相続放棄をしている場合は請求できない可能性があるため、相続関係も含めて確認しましょう。

プロミスの会社概要

プロミスは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が展開するカードローンブランドです。SMBCコンシューマーファイナンスは、貸金業・保証業をおこなっており、三井住友銀行カードローンなどの保証会社として関係する場合があります。

過払い金請求では、プロミス本体だけでなく、旧ポケットバンクやクラヴィスなど関連ブランドの取引履歴も確認することが重要です。とくに旧ポケットバンクは三洋信販との合併経緯があるため、プロミスの取引とあわせて確認しましょう。

商号 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
ブランド名 プロミス
設立 1962年3月20日
本社所在地 東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル
事業内容 貸金業・保証業
登録番号 関東財務局長(15)第00615号
日本貸金業協会会員番号 第000001号
代表者 代表取締役社長 髙橋 照正
資本金 140,737百万円
株主 三井住友カード株式会社
関連する取引・ブランド プロミス、旧ポケットバンク、クラヴィス、旧タンポート、旧クオークローン、アットローンなど
関連する保証業務 三井住友銀行カードローンなどの保証会社として関係する場合があります

※会社概要は、SMBCコンシューマーファイナンス公式サイトの公表情報をもとに作成しています。代表者、登録情報、会社情報は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

プロミスの過払い金請求では、プロミス本体の借入時期だけでなく、旧ポケットバンク、クラヴィス、旧タンポート、旧クオークローン、アットローンなどの取引を分けて確認することが大切です。

2007年12月18日以前からプロミスを利用していた方、旧ポケットバンクやクラヴィスの利用歴がある方、完済時期がはっきりしない方は、取引履歴を確認し、過払い金の有無を調べてみましょう。

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日本リーガル司法書士事務所の代表司法書士 計良宏之

日本リーガル司法書士事務所

監修者:代表司法書士 計良 宏之

東京都荒川区東日暮里5-17-7 秋山ビル1階

東京司法書士会所属 第8484号
簡裁訴訟代理等関係業務認定会員 第1201114号

日本リーガル司法書士事務所は、東京都荒川区東日暮里に事務所があり、日暮里駅から徒歩6分とアクセスが良いです。相続や不動産登記などの相談は無料で受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり結果を保証するものではありません。地域の運用や事案の内容により結論は異なります。最終判断は必ず専門家への相談により行ってください。

※日本リーガル司法書士事務所では現在、債務整理・過払い金請求の新規受任は行っていません。本記事では借金問題の相談先や借金減額調査サービスを紹介しています。(PR含む)

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