引き直し計算の途中経過はいつ聞ける?連絡が来ない時の聞き方と待ち方
引き直し計算の途中経過っていつ聞いていいんですか
司法書士事務所に任意整理の相談をして、引き直し計算を進めてもらうことになりました。受任通知は出してもらったみたいで、カード会社からの電話はいったん減りました。
ただ、依頼してから2週間くらい経つのに途中経過の連絡がなくて不安です。次の支払日も近いので、計算がどこまで進んでいるかをいつ聞けばいいのか、聞き方で印象が悪くならないかも心配です。
途中経過は聞いて大丈夫ですが聞くタイミングと聞く内容を絞ると早いです
連絡が来ない期間が続くと、支払日が迫っている人ほど落ち着かなくなりますよね。しかも家族に内緒だと電話が取りづらく、待つだけになりがちです。
引き直し計算は「取引履歴が揃う前」と「揃った後」で状況が大きく変わるので、途中経過を聞くならまず“いまどの段階か”を短く確認するのが近道です。
この記事では、途中経過を聞いてよい目安の時期、連絡が来ない理由の切り分け、メールや電話での聞き方の例文、支払日が近いときに同時に伝えるべき要件までを、順番に整理します。
この記事でわかること
途中経過を聞ける段階を見分ける目印
引き直し計算は「事務所が計算していない」のではなく、そもそも計算材料がまだ揃っていないことが多いです。途中経過を聞くなら、まずは段階を切り分けると話が早くなります。
段階はだいたい3つに分かれます
| 段階 | いま起きていることの例 |
|---|---|
| 取引履歴の取り寄せ中 | カード会社や貸金業者から履歴がまだ届かない、届いたが一部の期間が欠けている、名寄せ中で別契約と統合している |
| 履歴が揃って計算中 | 利率の切替やリボとキャッシングの区分を確認しながら、過去の金利で計算し直している |
| 計算結果が出て交渉準備 | 残高の確定、過払いの有無の整理、月々の和解案(分割額)の検討、相手方へ提示する条件の作成 |
途中経過として“答えが出やすい”質問と“出にくい”質問
途中でも答えが出やすいのは「段階」と「いつ頃までに次の段階に進みそうか」です。逆に、金額の確定や返済額の確定は、履歴が揃うまでブレやすく、途中で数字だけ聞くと不安が増えることがあります。
- 答えが出やすい 取引履歴は全社分そろったか 追加の取り寄せが必要か
- 答えが出やすい こちらが追加で出す資料はあるか(カード番号違い、昔の契約の手がかりなど)
- 答えが出やすい 次の連絡予定日(または目安の週)
- 答えが出にくい 現時点の残高はいくらか(途中計算だと変わる可能性が高い)
- 答えが出にくい いつ和解できるか(相手方の回答待ちが入るため)
聞いてよい時期の目安は依頼日からの経過だけで決めない
「2週間たったから聞いていい」と一律には言えません。業者ごとに履歴の開示にかかる日数が違い、連休や月末が挟まると伸びることもあります。
ただ、相談者側から見た現実的な目安としては、受任通知が出てから7日から10日、または「こちらから追加資料を渡してから1週間」あたりで一度だけ段階確認を入れると、空振りが少ないです。
連絡が来ないときに先に見ておく手元チェック
途中経過を聞く前に、手元の情報を整理しておくと、事務所側が回答しやすくなります。特に「契約が多い」「昔の取引がある」「カード番号が変わった」人は、ここを押さえるだけで時間短縮につながることがあります。
事務所へ伝えると役立つ6つの手がかり
| 手がかり | メモのしかた |
|---|---|
| 依頼日と連絡手段 | いつ依頼したか、連絡は電話かメールか、家族に見られたくない時間帯 |
| 対象の会社名と契約数 | カードローンとクレジットの両方があるなら分けて書く、同じ会社でカードが複数ならその旨 |
| 借入開始のおおよその時期 | だいたいの年だけでも良い(2012年頃から、など) |
| カード番号や会員番号 | Web明細やアプリの会員番号、古いカードが残っていれば番号 |
| 利率が変わった記憶 | 増額や借換え、リボの枠変更があった月を思い出せる範囲で |
| 直近の支払日と金額 | 次回支払日がいつか、口座振替か振込か、払込票か |
連絡が来ない理由はだいたいこの4パターン
- 履歴の開示待ちで、事務所側も“待ち”になっている
- 履歴が一部欠けていて、追加の開示請求が必要になっている
- 事務所から連絡しようとしているが、電話が繋がらない(折り返しが必要だと思われて止まっている)
- こちらの同意待ち(方針確認や費用の説明など)が入っていて、連絡タイミングを計っている
聞く前にやらない方がいいこと
不安が強いと「毎日進捗ください」と送りたくなりますが、担当者が資料処理をしている最中に頻繁な往復が入ると、結果的に遅くなることがあります。
目安として、同じ内容の催促を2日連続で送る、短文を立て続けに複数送る、夜中に長文を投げる、といった形は避けた方が無難です。
聞くならこの順番 失礼になりにくい質問の型
途中経過の連絡を入れるときは、「急かしている印象」を薄めつつ、必要な情報だけ取る形にするとスムーズです。コツは、先に“自分側の制約”を伝えて、質問は3点以内に絞ることです。
まず最初に書く1行はこれが安全です
最初の1行で、相手が状況を思い出せる情報を置きます。名前だけだと同姓の可能性があるので、依頼日や案件の識別情報を添えると探しやすいです。
- 例 〇月〇日に任意整理のご依頼をした〇〇です(対象はA社 B社 C社の3社です)
- 例 連絡はメール中心でお願いしている〇〇です(次回支払日が〇月〇日です)
質問は3つまで 段階を聞く 予定を聞く こちらの追加作業を聞く
- いま取引履歴は全社分そろいましたか。そろっていなければ、どの会社が開示待ちですか。
- 計算または結果のご連絡は、だいたい何日頃になりそうですか(週単位でも大丈夫です)。
- こちらから追加で提出する資料や、思い出しておくべき情報はありますか。
数字を聞くなら「確定した数字かどうか」をセットにする
どうしても金額感が気になる場合は、「確定した数字ですか」とセットで聞くのが安全です。途中の数字を確定だと思い込むと、支払準備や家計計画を誤りやすくなります。
聞き方の例としては「現時点の概算がもし出ていれば、概算なのか確定なのかも併せて教えてください」という形が扱いやすいです。
メールと電話で使える短文テンプレ
ここでは、家族に内緒で動いている人や、電話が苦手な人でも使いやすい文面を用意します。必要以上に丁寧に長くすると、逆に要点がぼやけるので短文で十分です。
メールや問い合わせフォーム用の例文
| 目的 | そのまま使える文 |
|---|---|
| 段階確認 | 〇月〇日に任意整理の依頼をした〇〇です(対象はA社B社C社)。引き直し計算について、現在は取引履歴の取得段階か、計算段階かだけ教えていただけますか。 |
| 予定確認 | 次回支払日が〇月〇日で予定を立てたいです。計算結果のご連絡は、週単位の目安でも良いので予定を教えてください。 |
| 追加資料の確認 | 昔のカード番号が複数あります。こちらで用意できる情報があれば提出しますので、必要なものを教えてください。 |
電話で聞くときのメモ例
電話は「要件を先に言って、担当者に繋いでもらう」だけで十分です。会話が長くなるのが不安なら、最初に時間制約を置くと脱線しにくいです。
- 受付に言う一言 〇月〇日に依頼した〇〇です 引き直し計算の段階確認だけで2分ほどで済みます 担当の方にお繋ぎいただけますか
- 担当に言う一言 取引履歴は全社分そろっていますか そろっていなければどこが開示待ちですか
- 最後に言う一言 次の連絡の目安日だけ教えてください こちらからはその日まで待ちます
折り返しが難しい人は「折り返し不要」を明示する
家族に内緒だと、着信があるだけで困ることがあります。その場合は「折り返し不要、メールで回答希望」と明記しておくと、連絡のすれ違いが減ります。
例 仕事中に電話に出られないため、折り返しは不要です。可能であればメールで段階と予定だけ教えてください。
支払日が近いときの伝え方と危ない勘違い
「支払日が近い」という情報は、途中経過の確認と一緒に伝えた方がいい場合があります。ただし、伝え方を間違えると「今月分を必ず止めたい」という誤解を生むことがあるので、言葉を選びます。
伝えるべきは支払日の事実と困っている制約だけ
伝える内容はシンプルで大丈夫です。たとえば「次回〇月〇日が支払日で、家計の予定を立てたい」「家族に郵送物や電話を増やしたくない」のように、理由は生活上の制約に寄せます。
- 支払日 〇月〇日(口座振替、または振込、または払込票)
- 困りごと 連絡が電話だと出られない時間帯がある
- 知りたいこと 段階と次の連絡予定
危ない勘違い 途中で支払いを止めれば必ず得になるとは限らない
依頼中の支払いをどう扱うかは、状況で変わります。受任通知が出ていても、すでに口座振替が走っている、手続きの種類が違う、交渉方針が固まっていないなど、事情によって扱いが分かれます。
ここで自己判断で止めると、督促が強まる、遅延損害金の扱いがややこしくなる、後で説明が必要になる、などの面倒が増えることがあります。
支払日に関して聞くならこの聞き方が角が立ちにくい
「止めたい」ではなく「事務所の方針に合わせたい」という聞き方にすると、担当者も判断しやすいです。
- 例 次回支払日が近いのですが、手続きの方針に合わせたいです。こちらから先に動く必要があるかだけ教えてください。
- 例 口座振替の設定が残っています。現時点でこちらが変更すべきことがあれば指示をください。
それでも進まないときの次の一手
段階確認をしても「まだ開示待ち」と言われた場合や、返信自体が来ない場合でも、やれることはあります。焦りを減らすために、行動を小さく分けて進めます。
返信がないときは連絡ルートを1つだけ変える
メールを送って返信がないなら、同じ文面を何度も送るより「電話で受付にだけ伝える」「別の問い合わせフォームを使う」など、ルートを1つだけ変えます。複数ルート同時に投げると、社内で行き違いが起きることがあります。
- 前回送った日時をメモする(例 〇月〇日 19時にメール送信)
- 翌営業日かその次の営業日に、受付へ短く電話する(要件は段階確認と連絡予定のみ)
- 「折り返し不要 メール回答希望」を明示して切る
取引履歴が欠けやすい人は自分側の手がかりを追加で出す
次の条件に当てはまると、履歴の名寄せや再請求が起きやすいです。思い当たるものがあれば、事務所へ追送すると前に進むことがあります。
| 当てはまりやすい条件 | 追加で出せる手がかり |
|---|---|
| カードを作り直した | 古いカード番号、旧姓の利用、旧住所の時期 |
| 一度完済してまた借りた | 完済した年、再契約した年、利用再開の頃 |
| 複数ブランドで契約 | 同じ会社でも別ブランド名のカードがあるか(提携カードなど) |
不安が強いときは「次の連絡日を固定」してもらう
待っている間に気持ちが揺れる人は、連絡の約束を作る方が楽になります。「〇日までにこちらから連絡する」「〇日になっても進展がなければ一度状況共有する」など、次の予定が見えると不安が減ります。
お願いの形は「いつでもいいので連絡ください」より、「〇日頃に一度段階だけ教えてください」の方が、相手も予定に入れやすいです。
まとめ
引き直し計算の途中経過は、聞いてはいけないものではありません。ただ、数字だけを急いで聞くより、取引履歴が揃っているかなどの「段階」と「次の連絡予定」を先に押さえる方が、支払日が近い人ほど安心しやすいです。
連絡が来ないときは、依頼日や対象会社、次回支払日、連絡手段の制約などを短く整理してから、質問を3点に絞って投げると返事が返りやすくなります。家族に内緒で電話が難しい場合は、折り返し不要と明示してメール回答に寄せるのが現実的です。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。状況により最適な対応は変わるため、不安が強い場合は早めに専門家へ相談してください。


