督促電話は何時までかかってくる 夜に着信が続く日の対処手順

この記事でわかること

• 今夜の着信が本物かどうかを切り分ける材料
• 電話が何時まで続くかの目安と線引き
• 家族にバレないための今夜のスマホ設定
• 明日の折り返しで使える返済可否別の話し方
• 時間外や高頻度が続くときの記録と相談先
• 返済が厳しい場合に電話を減らす現実的な段取り
• まとめ

今夜の着信が督促か詐欺かを3分で切り分ける

まず見る場所は着信履歴と留守電

出ない判断は今夜はそれで大丈夫です。代わりに、着信履歴の番号と留守電の内容だけ先に拾っておくと、明日の折り返しが安全になります。

• 着信が「非通知」「海外番号」「毎回違う番号」なら、督促ではない可能性が上がる
• 留守電が「社名」「担当部署」「折り返し番号」「要件」を言っているかを見る
• SMSやメールに「本日中に至急」だけ書いてあり、支払い用の短縮URLが付くものは一旦保留にする

社名が名乗られていても油断は禁物です。折り返し先は、相手が留守電で言った番号ではなく、カード会社や消費者金融の会員ページや公式資料に載っている番号へ合わせるのが安全です。

手元の資料がないときの探し方

探す場所	会員アプリの「お知らせ」「支払い遅れ」「入金案内」、利用明細メール、郵送物の封筒裏の連絡先
一致したら	同じ番号なら明日その番号へ折り返す。番号が違うなら公式番号へかけて「本日この番号から着信があった」と照会する
一致しない	今夜は折り返さない。明日、公式窓口で「着信の真偽」を確認してから次へ進む

電話が何時まで続くかの目安と線引きを把握する

目安は8時から21時の間に集中しやすい

督促の電話は、担当部署の稼働時間に寄るため、平日は日中から20時台に固まりやすいです。夜の着信が気になるときは、明日の午前中にこちらから先に動くと、同じ日の夜の着信が減ることがあります。

21時以降8時前の連絡は避ける扱いになっている

貸金業者の取立てでは、正当な理由がないのに、21時から8時の時間帯に電話などで連絡することを避ける扱いが示されています。

着信の時間	考え方と次の動き
8時から21時	督促として起きやすい時間帯。出ない場合は、明日こちらから折り返す時間を決めて先に提案する
21時以降	スクショで履歴を保存し、明日「21時以降は出られない」と時間指定を伝える材料にする
8時前	同様に履歴を残す。朝一で折り返す場合でも、こちらの準備が整ってからかける

家族にバレないための今夜のスマホ設定を先に整える

今夜だけでも音と表示を分ける

同居だと、着信音よりも画面の通知で気づかれることがあります。今夜は「音を止める」「表示を隠す」を分けて設定します。

• 着信音はマナーモード、通知のポップアップはオフ
• ロック画面の通知は「内容を表示しない」に切り替え
• 特定番号だけ鳴らない設定ができるなら、今夜は「知らない番号」だけ無音にする

折り返す時間を自分で決めてメモしておく

不安が強いのは「いつまで続くか分からない」状態が原因になりがちです。今夜のうちに、明日かける時間を1つに固定してメモすると落ち着きやすいです。

1. 明日かける時間を決める 例 10時30分
2. 話す要点を3行でメモする 例 支払いが遅れた理由 いつ払えるか 連絡可能な時間
3. 会員ページや郵送物で公式番号を見つける

明日の折り返しで使える返済可否別の話し方を用意する

共通で最初に言う1文

電話の冒頭で長い説明を始めると、相手のペースになります。最初は短く、用件と希望だけ言います。

冒頭	昨日と本日、着信があり折り返しました。支払いの件で、こちらから連絡できる時間帯も合わせて相談したいです。
聞くこと	未払い金額、支払期限、振込先または支払い方法、遅延損害金の有無、次の連絡方法
伝えること	連絡可能な時間 例 平日12時台か18時半以降、21時以降は不可

3パターンの言い方

• 数日以内に払える場合 例 3日後の給料日で全額入金できます。振込先と金額の内訳を教えてください。
• 分割の相談が必要な場合 例 今月は一括が難しいので、今月はいくら入金できるかを提示します。分割の扱いが可能か教えてください。
• まったく目処が立たない場合 例 すぐの支払いが難しく、今後の整理も含めて検討中です。今日の時点で必要な手続きや書面案内があれば郵送でお願いできますか。

「いつ払えるか」を言えないまま通話を終えると、同じ日に再着信が増えがちです。難しい場合でも「次に連絡できる日」を1つ置くと、相手の次の動きが止まりやすいです。

時間外や高頻度が続くときの記録と相談先を押さえる

残すのは着信履歴のスクショと時系列メモ

時間外の着信が続くときは、感情でやり合うより「事実の控え」を作るほうが効きます。21時以降の着信があるなら、特に残します。

• 着信履歴のスクリーンショット 例 日付と時刻が写る状態
• 1日に何回あったかの回数メモ
• 留守電があれば要点だけ書き起こし 例 社名と担当名と要件

第三者窓口に相談する選択肢

相手が貸金業者か、債権回収会社かで相談先が変わります。公式窓口へ照会しても改善しないときに使います。

相手の種類	相談先の例
貸金業者	日本貸金業協会の相談窓口や紛争解決の窓口を利用する
債権回収会社	全国サービサー協会の苦情相談窓口を利用する
相手が不明	金融庁の金融サービス利用者相談室や消費者ホットライン188で窓口案内を受ける

相談の前に「いつ」「どの番号から」「何回」の3点があると話が早いです。メモがないと、状況説明だけで疲れてしまいます。

返済が厳しい場合に電話を減らすための段取りを組む

明日までに揃える3点

支払いの目処が立たないと、電話の頻度が上がりやすいです。明日の折り返し前に、最低限この3点だけ固めます。

• 今月出せる上限額 例 0円なのか1万円なのか
• 次に入金できる日 例 給料日や手当の入る日
• 連絡できる時間帯 例 平日12時台のみ、土日は不可

支払いの相談がまとまらないときの次の手

電話でのやり取りが消耗戦になるなら、専門家へ状況を渡して整理する動きが現実的です。手元の情報が少なくても、相手名と着信番号、残高の見当だけで話が進むことがあります。

「家族にバレたくない」「夜に電話を止めたい」など制約がある場合は、最初の相談時にその条件を先に伝えると、連絡手段の設計を合わせやすいです。

まとめ

督促電話は多くの場合、日中から20時台に集中しやすく、夜に鳴ると不安が強くなります。今夜は出ない判断でも大丈夫なので、着信履歴と留守電だけ拾って明日かける時間を固定しておくと気持ちが落ち着きます。

21時以降の着信があるときは、履歴のスクショと回数メモを残し、明日の折り返しで「連絡可能な時間帯」をはっきり伝えるのが有効です。返済の目処が立たない場合でも、次に連絡できる日と金額の上限だけは言える形にしておくと再着信が増えにくくなります。

債務整理に強いおすすめ事務所ランキングでは、家族に内緒で進めたい場合や連絡手段の希望がある場合も含めて比較できるため、自分の条件に合った次の一歩を検討してみてください。