借金の訪問督促で居留守は電気メーターでバレる?業者の在宅確認手口と張り込みリスクの有無
借金の督促で家に来た業者に居留守を使ったがバレていないか不安
借金の返済が遅れており、先日ついに債権回収担当者が自宅へ訪問に来てしまいました。インターホンが鳴ったとき、怖くて出られずに息を潜めて居留守を使ってしまったのですが、業者は私が中にいることに気づいているのでしょうか。
ネットで調べると「電気メーターやガスメーターを見れば在宅かどうかわかる」と書かれており、バレていたなら「なぜ出てこないんだ」と怒り心頭で張り込みをされたり、近所に聞き込みをされたりしないか心配でたまりません。
次回の訪問で鉢合わせするのが怖く、家にいても気が休まらない状態です。業者はどのような方法で在宅を確認しているのでしょうか。また、居留守がバレている場合、今後どのような強硬手段に出られる可能性があるのか、最悪の事態を避けるための対応を教えてください。
メーターや生活音で在宅は推測されるが張り込み等の強硬手段は法律で規制されている
訪問督促に来る担当者は、回収のプロとして現場の状況を細かく観察しているため、電気メーターの動きや室内の物音、エアコンの稼働状況などから「在宅しているが居留守を使っている」と推測されている可能性は非常に高いです。
しかし、居留守がバレていたとしても、ドアを激しく叩き続けたり、家の前で長時間張り込みをしたり、近隣住民に借金の事実を言いふらす行為は貸金業法で厳しく禁止されています。そのため、即座に身の危険が及ぶような強硬手段を取られるリスクは低いですが、連絡がつかない限り訪問は繰り返されます。
この記事では、業者が行う在宅確認の具体的なチェックポイントと、居留守を使った後に取るべき安全な対処法、そして訪問自体を完全に止めるための手順について詳しく解説します。
この記事でわかること
業者はここを見ている!居留守がバレる5つのチェックポイント
債権回収の担当者が訪問を行う主目的は、返済を迫ること以上に「債務者と連絡をつけること」「現状の生活実態を確認すること」にあります。そのため、インターホンを押して反応がなかったとしても、すぐに諦めて帰るわけではありません。彼らは玄関先に立ち尽くしている数分間のうちに、周囲の状況から「不在」なのか「居留守」なのかを冷静に分析しています。
具体的にどのような箇所を見て在宅判断をしているのかを知ることで、過度な不安を解消し、現状のリスクを正しく把握しましょう。
1. 電気メーターの回転速度や点滅間隔
最も古典的かつ確実な確認方法が電気メーターです。玄関脇や共用廊下のパイプスペース内に設置されていることが多く、外部から容易に目視できるため、多くの担当者がチェックします。
アナログ式のメーター(円盤が回るタイプ)の場合、室内で家電製品を使っていれば円盤が回転します。冷蔵庫などの待機電力だけならゆっくり回りますが、テレビや照明、電子レンジなどが使われていれば回転速度が上がります。この回転スピードの変化を見ることで、明らかに人間が活動しているかを推測します。
近年普及しているデジタル式のスマートメーターの場合、円盤はありませんが、消費電力を示す数値やインジケーターの点滅間隔で判断します。特に夜間、室内が暗くてもメーターの数値が激しく変動している場合、「電気を消して息を潜めている」と判断される材料になります。
2. ガスメーターの動きと給湯器の音
電気メーターと合わせて確認されるのがガスメーターです。特に冬場や夕食時などは、暖房器具やお風呂、調理などでガスが使用される可能性が高いため、メーターの動きがチェックされます。
また、給湯器が玄関横のパイプスペースにある場合、種火の燃焼音や作動音が聞こえることがあります。インターホンを押した直後にシャワーの音が止まったり、給湯器の稼働音が変化したりすれば、室内での人の動きが感知されます。これらの設備は生活に直結しているため、「不在」を装うことが難しいポイントと言えます。
3. エアコン室外機の稼働音と排水
夏場や冬場において、エアコンの室外機は非常に分かりやすい在宅サインとなります。インターホン越しには静かにしていても、ベランダや外壁に設置された室外機がファンを回していれば、室内に誰かがいることは明白です。
また、室外機が止まっていても、ドレンホース(排水ホース)から水が流れ出ていたり、地面が濡れていたりすれば、「つい先ほどまでエアコンをつけていた=訪問に気づいて消した」と推測されます。特にアパートやマンションの共用廊下側に室外機がある物件では、担当者が帰るふりをして室外機の動きを確認することもあります。
4. 窓からの光漏れやカーテンの隙間
夜間の訪問において決定的となるのが照明です。遮光カーテンを使っていても、カーテンの隙間や上下から漏れる光は意外と目立ちます。インターホンが鳴った瞬間に慌てて電気を消すと、外からは「急に暗くなった」ことがはっきりとわかります。
テレビやパソコン、スマートフォンの画面の光も、暗い室内では窓ガラスやカーテンに反射して揺らめくため、外から見ていると「中に人がいて何かを見ている」ことがバレてしまいます。光の変化は遠目からでも確認できるため、訪問者が去ったと思って電気をつけた瞬間に、まだ近くにいた担当者に見られるケースもあります。
5. 郵便受け(ポスト)の管理状況
郵便受けの状態は、その場での在宅確認だけでなく、長期的な生活実態の把握に使われます。チラシや督促状が溢れていれば「長期不在」や「夜逃げ」を疑いますが、ポストが綺麗に片付いているのにインターホンに出ない場合は「毎日帰宅して郵便物を回収している=居留守を使っている」と判断されます。
また、ドアスコープ(覗き穴)が内側から塞がれていたり、訪問時に中から覗いた気配(光の遮断やカチャッという音)がしたりするのも、在宅を確信させる要素です。担当者はドアの前に背を向けて立っていても、中の気配には常に聞き耳を立てていると考えてください。
「居留守だ」と判断した後に業者が取る次の行動パターン
では、上記のようなチェックポイントで「中にいるのに出ない」と判断された場合、業者は次にどのような行動に出るのでしょうか。居留守がバレたからといって、映画やドラマのようにドアを蹴破られたりすることはまずありませんが、プレッシャーのかけ方は変化します。
訪問通知書や不在票の投函
最も一般的な対応は、名刺や「訪問通知書」「ご連絡のお願い」といった書類をポストに入れて帰ることです。これには「〇月〇日〇時に訪問しましたが不在でした」という記録とともに、「至急連絡されたし」というメッセージが記されています。
居留守がバレている場合、担当者はわざと手書きで「ご在宅のようでしたが応答がなかったため投函します」といった一文を添えることがあります。これは「バレているぞ」と暗に伝えることで、債務者に心理的な揺さぶりをかけるテクニックの一つです。
時間帯や曜日を変えた再訪問
一度の訪問で会えなければ、次は時間帯を変えて再訪問を行います。平日の昼間がダメなら夜間(午後8時頃まで)、それでもダメなら土日祝日といった具合に、在宅していそうなタイミングを狙い撃ちします。
特に「電気メーターは回っているのに出ない」という記録が残れば、「この時間帯は確実に家にいる」という情報として蓄積されます。そのため、同じ曜日の同じ時間に再び訪問される可能性が高まります。担当者は地域ごとにルートを決めて回っていることが多いため、一度ターゲットになれば、その地域に来るたびに立ち寄られることになります。
法的措置への移行準備
何度も訪問しても会えず、電話にも出ない状態が続くと、業者は回収の見込みがないと判断し、裁判所を通じた手続き(支払督促や訴訟)へ移行します。訪問は、あくまで話し合いで解決するための最終ステップであり、これを無視し続けると「誠意がない」「逃げ回っている」とみなされ、一括請求や差し押さえまでの時間が早まることになります。
「居留守を使えば諦めてくれる」というのは誤りで、むしろ「話し合いの余地なし」として事務的な法的処理を加速させる原因になってしまうのです。
訪問直後に鉢合わせせず不在票を回収する安全確認手順
業者が帰ったように見えても、まだ近くにいる可能性があります。居留守を使った直後にうっかり外出したり、ポストを見に行ったりして鉢合わせするのは避けたいところです。訪問者が去った後、安全を確認して日常に戻るための手順を整理します。
| 1. 足音と気配の確認 | インターホンが鳴り終わってから最低でも10分程度は静かに待機します。エレベーターの音や階段を降りる足音、車のドアが閉まる音やエンジン音が聞こえるまで耳を澄ませてください。 |
|---|---|
| 2. ドアスコープでの目視 | 音だけで判断せず、ドアスコープ(覗き穴)から外の様子を確認します。ただし、外から逆に見えるタイプのスコープもあるため、指で穴を塞ぎながらゆっくり近づくなど注意が必要です。 |
| 3. 窓の外の確認 | 集合住宅の場合、エントランスや駐車場が見える窓があれば、業者の姿がないか確認します。バインダーを持ったスーツ姿の人物や、社用車(ロゴ入りではないことが多い)が止まっていないかを見ます。 |
| 4. ポストの回収 | 完全に気配が消えてから、ポストの投函物を回収します。不在票を放置すると「長期間帰っていない」と誤認されるリスクや、同居家族に見られるリスクがあるため、早めの回収が推奨されます。 |
封筒の色や差出人名を確認する
投函された封筒が「赤色」や「黄色」など目立つ色であったり、「重要」「至急」といったスタンプが押されていたりする場合は、事態が深刻化しているサインです。また、担当者の名刺が入っている場合、そこには個人の携帯番号が書かれていることがあります。
家族と同居している場合、この封筒を見られることが最大の「バレる」リスクとなります。業者は第三者に借金の事実を明かすことを禁じられているため、封筒の表書きには個人名や「事務センター」といったぼかした名称を使うことが多いですが、中身を見られれば一発で露見します。家族が帰宅する前に確実に回収・隠匿することが、家庭内の平穏を守るための当面の最優先事項です。
違法な取り立て行為の基準と警察へ通報すべき境界線
居留守を使ったことで業者が腹を立て、嫌がらせのような行為をするのではないかと不安になる方も多いでしょう。しかし、正規の貸金業者(消費者金融やカード会社、債権回収会社)は、「貸金業法」という厳しい法律によって取り立て行為を規制されています。
以下のような行為は法律で明確に禁止されており、もし行われた場合は警察に通報したり、金融庁へ苦情を申し立てたりすることができます。
- 正当な理由なく、午後9時から午前8時までの間に電話や訪問をすること
- 長期間にわたり連続して訪問し、私生活の平穏を害すること
- 退去を求められたにもかかわらず、居座り続けること
- 大声をあげたり、乱暴な言葉を使ったりして威嚇すること
- ドアや壁をドンドンと叩き続けること
- 張り紙や看板などで、借金の事実を外部に知らせること
- 近隣住民に聞き込みを行い、借金の事実を漏らすこと
- 勤務先へ訪問すること(自宅で連絡が取れる場合)
張り込みや待ち伏せは「退去の意思」が重要
特に心配な「張り込み」や「待ち伏せ」ですが、これも執拗に行えば違法となります。もし外出しようとして玄関先で待ち伏せされていた場合、「急いでいますので帰ってください」「迷惑ですので退去してください」とはっきり告げてください。
退去の意思を示したにもかかわらず居座る行為は「不退去罪」に問われる可能性があります。正規の業者であれば、この一線を越えると業務停止命令などの重い処分を受けるリスクがあるため、強く拒絶されれば引き下がらざるを得ません。過度に恐れすぎず、「違法なことはされないはずだ」と冷静になりましょう。
居留守の気まずさを回避して訪問を即日止める連絡マニュアル
訪問督促を止める唯一にして確実な方法は、「業者と連絡を取り、次回の支払い約束をすること」です。しかし、居留守を使ってしまった後ろめたさから、電話をかけるのが怖いと感じる人もいるでしょう。
重要なのは、「居留守を使っていたことを自白する必要はない」ということです。業者は連絡がつけばそれで良しとするため、言い訳を追及してくることはほとんどありません。事務的に、冷静に対応すれば大丈夫です。
電話をかけるタイミングと準備
訪問された当日に電話をかけても問題ありません。担当者がまだ近くにいたとしても、電話は本社のコールセンターや担当部署に繋がることが多いため、直接鉢合わせることはありません。以下の情報を手元に用意して電話をかけましょう。
- 会員番号や契約番号(カードや督促状に記載)
- 自身の生年月日や住所(本人確認用)
- 具体的に支払える日付(給料日など)
- 支払える金額(利息のみでも交渉可能な場合がある)
会話のシミュレーション(台本)
電話が繋がったら、余計なことは言わず、支払い意思と日程だけを伝えます。もし「先ほどご自宅に伺ったのですが」と言われても、動揺せずに対応しましょう。
【オペレーター】「本日、担当者がご自宅に伺いましたが、ご不在でしたでしょうか?」
【あなた】「はい、申し訳ありません。仕事(または外出)で留守にしておりました。」
※家にいたとしても、こう答えれば深く突っ込まれません。
【オペレーター】「お支払いの件ですが、いつ頃ご入金いただけますか?」
【あなた】「ご迷惑をおかけしています。〇月〇日に、給料が入りますので、その日に〇〇円を入金します。」
【オペレーター】「わかりました。では〇月〇日の入金をお待ちしております。それまでは督促を停止いたします。」
このように約束ができれば、その期日までは電話も訪問もストップします。「連絡さえつけば訪問する必要はない」というのが業者の理屈ですので、勇気を出して一本電話を入れるだけで、毎日のインターホンの恐怖から解放されます。
どうしても電話できない・払えない時の最終手段
「電話をするのがどうしても怖い」「約束できるお金がない」「もう何ヶ月も滞納していて、一括請求しか受け付けてもらえない」という状況であれば、自力での解決は限界に来ています。このまま放置を続けると、裁判所からの通知が届き、給与や銀行口座の差し押さえへと進んでしまいます。
弁護士・司法書士に依頼して「受任通知」を送る
このような状況を一発で逆転できるのが、弁護士や司法書士による「債務整理」の依頼です。専門家に依頼すると、即日〜翌日には業者に対して「受任通知」という書類が発送されます。
この受任通知には強力な法的効力があり、業者が受け取った時点で、本人への直接の督促(電話、訪問、手紙)が法律ですべて禁止されます。つまり、依頼したその日からインターホンに怯える必要がなくなり、業者からの連絡はすべて専門家の窓口へと切り替わります。
訪問は緊急事態のサイン
業者がコストと時間をかけて訪問してくるということは、その債権回収の優先度が非常に高まっている(=法的措置が近い)ことを意味します。単なる脅しではなく、差し押さえに向けたカウントダウンの段階です。
自力で支払いの約束が取り付けられないのであれば、これ以上状況が悪化する前に、専門家の力を借りて督促を強制的に止めることが、あなた自身の生活と精神衛生を守るための唯一の選択肢となります。
まとめ
督促の訪問で居留守を使った場合、電気メーターやガスメーター、室外機の動きなどで在宅がバレている可能性は高いです。しかし、バレていたとしても、日本の法律では張り込みや強引なドア叩きなどの嫌がらせは禁止されているため、即座に危険が及ぶことはありません。
問題は、連絡を避けることで「逃げている」と判断され、法的措置への移行が早まることです。訪問を止めるには、電話で支払期日を約束するか、それが無理なら専門家に介入してもらうしかありません。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。状況により最適な対応は変わるため、不安が強い場合は早めに専門家へ相談してください。


