クレジット・ガイダンス(くれじっと・がいだんす)について詳しく解説
クレジット・ガイダンスとは、個人信用情報の取り扱いや債務整理を行った後の生活再建に関する指導・支援のことを指します。
主に債務整理後のクレジットカードの利用制限や住宅ローンの審査への影響など、個人信用情報に関する正しい知識を提供し、再び多重債務に陥らないための生活設計をサポートする取り組みです。
■もくじ
クレジット・ガイダンスとは
クレジット・ガイダンスとは、債務整理を行った後の個人信用情報の取り扱いや生活再建に関する指導・助言のことです。債務整理後は、一定期間個人信用情報機関に事故情報として登録され、新たなクレジットカードの作成や住宅ローンの審査などに影響が出ることがあります。
クレジット・ガイダンスでは、これらの信用情報がどのように扱われるのか、いつまで影響があるのか、また生活再建のために何をすべきかなど、専門家から具体的なアドバイスを受けることができます。
クレジット・ガイダンスの主な提供者 |
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ガイダンスの主な対象者 |
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この表は、クレジット・ガイダンスの主な提供者と対象者をまとめたものです。債務整理後の生活に不安を感じている方は、これらの窓口に相談することで具体的なアドバイスを受けられます。
クレジット・ガイダンスの目的
クレジット・ガイダンスの主な目的は以下の通りです。
- 債務整理後の個人信用情報の取り扱いに関する正確な知識を提供する
- 再び多重債務に陥らないための家計管理や生活設計をサポートする
- 債務整理後の生活における具体的な課題(クレジットカードの利用制限など)への対応方法を指導する
- 健全な金融取引や信用の回復方法についてアドバイスする
- 精神的な負担を軽減し、前向きな生活再建を支援する
債務整理は借金問題の解決の第一歩に過ぎません。その後の生活において再び同じ問題に陥らないためには、正しい知識と具体的な生活設計が必要です。クレジット・ガイダンスはこうした「借金問題からの真の解放」を目指すものです。
債務整理と個人信用情報
債務整理を行うと、その情報は個人信用情報機関に「事故情報」として登録されます。この情報は一定期間保存され、その間はクレジットカードの作成や住宅ローンの審査などに影響します。
債務整理の種類 | 信用情報機関への登録期間 |
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任意整理 | 和解成立日から約5年間 |
個人再生 | 再生計画認可決定確定日から約5~10年間 |
自己破産 | 免責決定確定日から約5~10年間 |
過払い金請求 | 原則として登録されないが、取引停止になる場合がある |
この表は、債務整理の種類ごとの個人信用情報機関への登録期間の目安を示しています。ただし、信用情報機関(CIC、JICC、全銀協など)によって保存期間が異なるため、正確な情報はクレジット・ガイダンスで確認することをおすすめします。
クレジット・ガイダンスの内容
クレジット・ガイダンスでは、主に以下のような内容について指導や助言が行われます。
- 個人信用情報の仕組みと、債務整理後の影響期間の説明
- クレジットカードや借入れの利用制限について
- 住宅ローンなど将来の借入れに関する見通し
- 家計管理の方法(家計簿の付け方、収支バランスの改善など)
- 貯蓄の重要性と具体的な貯蓄方法
- 現金主体の生活における便利な支払い方法(デビットカードなど)
- 信用回復のためのステップとタイムライン
- 再び借金に頼らない生活設計の立て方
この流れは、クレジット・ガイダンスで一般的に説明される内容です。個々の状況に応じて、より具体的な助言が提供されます。
初期段階の指導 | 現状認識と基本的な知識の提供(信用情報の仕組み、影響期間など) |
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中期段階の指導 | 具体的な生活設計(家計管理、貯蓄方法、デビットカードの活用など) |
長期段階の指導 | 信用回復と将来計画(住宅取得、老後資金など) |
この表は、クレジット・ガイダンスの段階的な指導内容を示しています。短期的な対応だけでなく、中長期的な視点での生活再建が重要です。
クレジット・ガイダンスを受ける方法
クレジット・ガイダンスを受けるには、以下のような方法があります。
債務整理を担当した弁護士・司法書士に相談 | 債務整理を依頼した法律事務所や司法書士事務所では、手続き後のアフターフォローとしてクレジット・ガイダンスを提供していることが多い |
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消費生活センターに相談 | 各地の消費生活センターでは、多重債務に関する相談や生活再建のためのアドバイスを無料で受けられる |
法テラス(日本司法支援センター)に相談 | 法テラスでは、法的問題を抱える方への情報提供や相談を行っており、多重債務からの生活再建についても相談可能 |
財務局・財務事務所の相談窓口 | 各地の財務局・財務事務所では、多重債務相談窓口を設置しており、生活再建に関するアドバイスも受けられる |
この表は、クレジット・ガイダンスを受けるための主な窓口とその特徴をまとめたものです。それぞれの窓口に事前に連絡し、相談可能な日時や必要な資料を確認するとよいでしょう。
債務整理後の生活再建のポイント
クレジット・ガイダンスで学ぶ、債務整理後の生活再建のための主なポイントは以下の通りです。
- 家計簿をつけて収支を管理する習慣をつける
- 急な出費に備えて、少額でも貯蓄を始める
- デビットカードやプリペイドカードを活用する
- 「欲しい」と「必要」を区別し、計画的な消費を心がける
- 収入に見合った生活レベルを維持する
- クレジットカードが使えない期間の代替手段を確保する
- 公共料金や家賃などの支払いを滞らせない
- 将来のライフイベント(住宅購入、子どもの教育など)の資金計画を立てる
この一覧は、債務整理後の生活再建において特に重要なポイントをまとめたものです。これらの習慣を身につけることで、再び借金に頼らない生活基盤を構築することができます。
よくある質問
債務整理後、いつからクレジットカードを作れるようになりますか?
個人信用情報機関への登録期間(約5~10年)が経過すれば、原則として新たにクレジットカードを作成できるようになります。ただし、カード会社の審査基準によっては、登録期間が経過しても審査に通らない場合があります。
まずはデビットカードやプリペイドカードから始め、徐々に信用を回復していくことをおすすめします。また、勤務先が提携しているクレジットカードであれば、比較的審査に通りやすい場合もあります。
債務整理後でも住宅ローンを組むことはできますか?
個人信用情報機関への登録期間中は、住宅ローンの審査に通ることは非常に難しいと考えられます。登録期間が経過した後でも、安定した収入や一定の頭金などが求められる場合が多いです。
住宅購入を検討している場合は、個人信用情報の登録期間を確認し、その間に頭金を貯めるなど、計画的な準備を進めることが大切です。また、フラット35などの公的融資も選択肢として検討するとよいでしょう。
個人信用情報はどうすれば確認できますか?
自分の個人信用情報は、各信用情報機関(CIC、JICC、全銀協)に開示請求することで確認できます。オンラインや郵送で申し込むことができ、有料(1,000円程度)となります。
開示請求により、現在の信用情報の状況や、いつまで情報が登録されるのかを正確に把握することができます。クレジット・ガイダンスでは、この開示請求の方法についても詳しく説明してもらえます。
まとめ
クレジット・ガイダンスとは、債務整理後の個人信用情報の取り扱いや生活再建に関する指導・支援のことです。債務整理を行うと、一定期間(約5~10年)個人信用情報機関に事故情報として登録され、その間はクレジットカードの作成や住宅ローンの審査などに影響が出ます。
クレジット・ガイダンスでは、この信用情報の仕組みや影響期間の説明だけでなく、家計管理の方法や貯蓄の重要性、デビットカードなどの代替手段の活用法、さらには信用回復のためのステップまで、幅広いアドバイスを受けることができます。
債務整理は借金問題解決の第一歩に過ぎません。その後の生活で再び同じ問題に陥らないためには、正しい知識と具体的な生活設計が不可欠です。債務整理を行った後は、弁護士・司法書士、消費生活センター、法テラスなどでクレジット・ガイダンスを受け、新たな生活の出発点としましょう。
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